第七十七話 バルマーの巫女
[6/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
タケルとマーグもである。
「誰かの為に命を差し出さんとすることも」
シンとステラだ。
「そのどれもです」
「素晴しいことなのだな」
「はい。私はそういったものを見てきました」
何時しかだ。ルリは微笑んでいた。
「ですから。こうして貴女にお話できます」
「そういうことだな」
「そしてなのですが」
ルリの言葉は続く。
「これからも。同じです」
「馬鹿でいるのだな」
「そうです。私達は」
「ではだ」
ルリアはだ。そのルリの言葉に応えて話した。
「私はだ」
「はい、ルリアさんは」
「それを見させてもらおう」
微笑んでいた。彼女も何時しかそうなっていた。
「是非な」
「わかりました。それではですね」
「とりあえずパソコンを開かせてもらう」
「はい、どうぞ」
ルリアもまたロンド=ベルから何かを見ようとしていたのだった。
そしてだ。その中でだった。警報が鳴ったのだった。
「観終わってすぐか」
「丁度いい時間ですね」
アキトがダイゴウジに言う。
「本当に今ですからね」
「観終わって何よりだがな」
「どうも腑に落ちないな」
ここでサブロウタも言った。
「見透かされてたみたいでな」
「確かにな。相手にな」
ダイゴウジも難しい顔になっている。しかしであった。
「行くか」
「はい」
「じゃあすぐにな」
「それではです」
ルリもまた言う。
「ナデシコに向かいましょう」
「うん。ところで」
アキトがルリに対して言う。
「その人達はどうしようか」
「ナデシコに来てもらいましょう」
ルリは冷静な調子でアキトに答えた。
「ここは」
「このお家じゃなくてだね」
「はい、一応監視ですから」
このことは忘れていないルリだった。
「ですから」
「わかったよ。それじゃあね」
「はい、それでは」
こうしてだった。彼等はアマルナとルリアを連れてナデシコに向かった。ナデシコに入るとだった。
「すぐに全軍出撃です」
「すぐにですね」
「はい、敵がこちらに来ています」
ユリカがルリに応える。
「数は百万です」
「それで相手はどの勢力ですか?」
「宇宙怪獣です」
今度は答えたユリカだった。
「その数で来ています」
「何っ、宇宙怪獣だと」
それを聞いてだった。ルリアが顔を顰めさせた。
「ここにもいるのか」
「宇宙怪獣は何処にでもいますから」
ルリは冷静にルリアに話した。
「ですから」
「だからなのか」
「はい、遭遇すれば戦います」
簡潔の述べるルリだった。
「それだけです」
「しかしだ」
「しかし?」
「ここはグラドスの勢力圏だ」
ルリアが言うのはこのことだった。
「ここでグラドス軍と宇宙怪獣が戦えばだ」
「そうです
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ