第一部 全ての始まり
第三話 デスゲーム開始後〜人々の関わり〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?」
その時に、声が響いた。
《キョウヤ・サイド》
「なんだお譲ちゃん…君も遊ぶかい?」
ゲヒヒヒヒヒ…と汚い笑い声が響く。
「残念だが……俺は男だ!!!」
俺は片手剣を抜くと、二人の男を叩きつけた。(ように見えるだけだが。)
「な、何しやがる……くらええ!!」
三人目の男が、安っぽいナイフを振り回すが、足払いをしたら簡単に地に伏せた。
ただ、レベルがレベルなので、そんなに吹っ飛ばない。
え?ならどうしてだって?そんなもの気迫とかで代用だ。感情表現がオーバーなSAOならできるさ。
俺はそいつに剣を首筋に構える。
「死にたくなかったら、二度とこんなことすんじゃねえぞ、この……負け犬が!!」
俺は飛び切りの『笑顔』で言う。
「ひ、ひいいいいいい…」
「…思い出した!この笑い方!この仕草!確かベータテスターの《片手剣の狩人》!!
リーダー……こいつ関わるとろくなことがねえよ……」
「ああ……そうさ。俺こそ《片手剣の狩人》。HPが0になったら死ぬんだ…。」
俺はプーのセリフを真似してこういった。
「イッツ・ショウタイムと行くか……死にたくないんなら消えろ!!!」
「「う、うわあああああああああ…」」
男たちは逃げていった。
俺は帰ろうとすると、
「あの……ありがとう…」
彼女のことを忘れていた。
《シリカ・サイド》
あのあと私は、キョウヤさんと歩きながら話しをした。
「さっきはありがとうございました。」
「いいよお礼なんて。」
「……と言うか、あなた男だったんですか?」
「……なんか俺今日ついてないな…ああ、立派な男だよ。ったく…」
わたしがそれを言うと、キョウヤさんは苦笑した。
「……これから、あなたはどうするんですか?」
言うと、笑っていたキョウヤさんも真面目な顔になる。
「俺は、次へ行く。」
「行くんですか!?危ないのに?」
「行くよ。とまってても仕方ないからな。シリカはどうする?」
ちなみに最初あったときにフレンド登録はしている。
「私は……」
すると、キョウヤさんは、何も言わずに黙ってくれた。
「……なら、誰かとパーティを組むといい。もちろん信用できる…な。」
「そうですね。……でも、」
「でも?」
言えなかった。
そんなこと。
「いえ、何でもありません…今日はありがとうございました。またいつか、会いましょう。」
「そうだな。またいつか。気をつけろよ。」
私は、そう言って、街のほうへと走っていった。
キョウヤさんとは二度とあわない覚悟だったが、近いうちに会う
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ