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ソードアート・オンライン 《黒の剣士と白の死神》
第一部 全ての始まり
第二話 デスゲームの幕開け(後編)
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くんだな。」

「ああ…俺だって前のゲームじゃギルドの頭張ってたんだしよお。

これ以上、キリトの世話になるわけにゃあいかねえよな。」

「……そっか。なら、ここで別れよう。何かあったらメッセージ飛ばせよ。……じゃあ、またな、クライン。」

キリトは、目を伏せ、振り向こうとした。

「キリト!!」

キリトは、いちど手を振り、体を次の村のほうへ向けた。

「おい、キリトよ!おめぇ、案外カワイイ顔してやがんな!結構好みだぜ俺!」

「お前もその野武士面のほうが十倍にあってるよ!」とキリト。

俺もキリトを追って歩こうとすると、クラインが、

「キョウヤもその口調直せばカワイイぜ!」

俺は振り返らずに、

「お前も、その顔と性格直して向こうで来いよ!」

そう言い、後にした。



しばらく歩いたところで、キリトが後ろを振り向いた。

「心配か?キリト。」

「いや……あいつなら大丈夫だよ。」

「……そうか。よし。」

俺は、キリトにある言葉を投げかけた。

「キリト、お前は先に次の村に行ってろ。」

「え……」

「何、別れじゃあないだろ。すぐ追いつくから先に行ってろ。」

「……絶対にだぞ。」

「ああ……分かってるよ。……じゃあな。」

そういい、俺は別の方向へ向かっていった。

《まあ、すぐに再開するのだが、それはまた、別のお話。》
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