TURN57 頭を撃つその九
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。それでは」
「早速その計画を進めよう」
ルースにしてみれば渡りに舟だった。それ故に。
マンハッタンにその兵器を開発する計画を行わせた、彼は何としても敗戦したくはなかったのだ。己の為、そして自国の為にもだ。
彼はあらゆる手を考えていた、そうしていたのだ。
だがマンハッタンはその彼にこう言ったのである。
「ですが」
「ですが?何だね」
「はい、この兵器はすぐにもで開発できますが」
「なら問題はないね」
「かなり荒い兵器になると思うがいいでしょうか」
「ああ、構わないよ」
こう言うのだった。
「特にね」
「そうですか」
「開発を頼むよ」
ルースは特に考えることなく告げた。
「正直USJで負けても最後には勝ちたいんだよ」
「何としてもですね」
「そう、その為の切り札になるのなら是非開発してくれ」
ルースはこうマンハッタンに話す。そしてマンハッタンも科学者として己の開発が進められ実用化されるのなら願ったり適ったりだった。
それでこうルースに答えたのである。
「お任せ下さい」
「勝利の為には何でもしないとならない時もあるのだよ」
ルースにも意地があった。そしてその意地に基き彼とマンハッタンだけでその計画を密かに決定したのだった。
TURN57 完
2012・10・6
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