第57話
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寮監は麻生の部屋を訪ねた。
食堂を立ち去った様子を見て心配になったのだ。
扉をノックすると扉が開いた。
「どうかしましたか?」
「いえ、気を悪くしないでください。」
「もしかしてさっきの事を気にしているのですか?」
「ええ、私達の情報管理をしっかりしていればあのような事を言われることもなかった筈です。」
申し訳なさそうな表情を浮かべながら、頭を下げる寮監。
麻生は見た目通り優しい人なんだな、と思いながら言った。
「人が管理しているのなら必ずどこかに穴がある筈です。
おそらく遅かれ早かれさっきの事は知られていたでしょう。
俺は気にしていませんから。」
麻生がそう言葉をかけると、少しだけ笑みを浮かべた。
「そう言っていただくとこちらも助かります。
明日から授業が始まります、頑張ってください。」
そう言って寮監は部屋から立ち去って行った。
「女王はあの編入生をどう思いますか?」
食堂で生徒が質問をする。
質問をされた生徒は常盤台中学の制服を着用している他に、レース入りのハイソックスにレース入りの手袋を着用、レースは蜘蛛の巣を連想させる模様となっている。
星の入った瞳に背に伸びるほどの長い金髪に加え中学生とは思えないほどの巨乳の持ち主。
「う〜ん、正直興味はあるなぁ。
今度、話しかけてみようかなぁ。」
楽しそうな笑みを浮かべる女性。
周りの取り巻きはこの女性を何とかして止めようと考える。
しかし、彼女達ではその女性を止める事は出来ない。
女性の名は食蜂操祈。
学園都市第5位の超能力者であり、能力「心理掌握」を所持している女性なのだから。
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