第57話
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着き、ノックすると扉が開いて中から女性が出てくる。
「理事長から話は聞いてます。
ようこそ、常盤台女子寮へ。」
メガネをかけた女性がこの女子寮の寮監らしい。
常盤台の理事長と歳は近そうな印象を受けた。
穏やかで優しそうな寮監に見える。
「まず、あなたの部屋についてですが特別に二階の一番手前にあなた専用の部屋を作りました。
バスルームなど生活に必要な設備は整えているので安心してください。」
「ありがとうございます。」
「それとこの女子寮では能力の使用は一切禁止です。
もし能力の発動が確認されれば罰則を与えるので注意してください。
あと、もう少しして女子寮にいる生徒を集めて、あなたに自己紹介をしてもらうので何か考えていてくださいね。」
「は?」
「一時編入とはいえあなたもこの寮に住む生徒です。
他の生徒にはきちんとあいさつした方が良いでしょう。」
「え・・ちょ・・・」
「それではあいさつを考えていてください。」
麻生の意見を聞かずにそのまま部屋を追い出される。
ため息を吐いて、麻生は二階に向かい指定された部屋に入る。
部屋の広さはあの学生寮よりも一回りくらいの広さだった。
ベットと勉強机など学生に必要な物がすべて揃っていた。
適当にバックを置いた麻生はベットに寝ころぶ。
(散歩をしたい所だが、俺が寮内を動き回っていたら何かと問題が起こる可能性があるからな。
このまま寝るか。)
眼を閉じて寝る事にする。
コンコン、と扉をノックする音が聞こえ目が覚める。
時計を見ると寝始めて一時間くらいしか経っていないようだ。
麻生は扉を開くと常盤台の制服を着た女性が立っていた。
「これから食事の時間です。
あなたも食堂までお越しください。」
「わざわざすまない。
すぐに行く。」
部屋を出て常盤台の生徒の後を着いて行きながら食堂に向かう。
食堂に入るとおそらくだが、この女子寮に住んでいる常盤台の生徒全員が着席していた。
ようやく来たか、という視線を受けた麻生だが特に気にすることなく、空いている席に座る。
麻生が座ると同時に料理が運ばれてきた。
全員に行きわたると食事が始まった。
各々、自分の近くにいる人と会話しながら食事を始める。
麻生には話せる人はいないので黙々と料理を食べていく。
すると、隣にいた生徒が麻生に話しかけてくる。
「意外ですわね。
食事のマナーを知っておられたのですか。」
どうやら麻生の食べ方を見て感心しているようだ。
麻生が星から得た知識は膨大で、食事のマナーについての知識も当然のように入っている。
ちなみに漫画やアニメの知識もあり、言語の知識もあり大抵の国の言葉なら話す事も可能。
他にも様
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