第3章 エドラス編
リサーナ
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1人だけが、
おそらくエドラスの断片的な未来を予言してしまった。
そしてそれを『使命』だと勘違いしてしまったのです。」
シャゴットがそう言う。
そういえばシャルルが生まれた時、何か様子が変だと思っていたが、
その断片的な未来の予言を使命と思っていたのか・・・。
「そんな・・・」
「じゃあオイラとミントは・・・」
「もともとそんな使命はなかったのですよ。
本当に不運に不運が重なり、
あなたは自分の『ありもしない使命』を作り出してしまった。」
シャゴットの言葉にシャルルはショックを受けた。
「(あれも全部予言?)」
今まであったシャルルの勘やエドラスでの記憶も予言の一部だったかもしれないな・・・。
「ぼきゅ達は君が自分の力を知らないのをいい事に、
さもぼきゅ達が操っているように言ってみたんだ。ゴメンね・・・。」
「全ては女王様の威厳を演出する為の猿芝居、本当に申し訳ない。」
ナディと・・・一夜さんに似ているエクシードがそう言う。
「たくさんの不運と堂宮人間に対する私の虚勢があなたを苦しめてしまった・・・
いいえ・・・6年前に卵を取り上げた全ての家族を不幸にしてしまった。」
「むぅ・・・。」
「・・・・・・。」
シャゴットの言葉にエクシード達は「ざわざわ」と騒いでいた。
「だから私はあなたに剣を渡したのです。
悪いのはエクシード全てじゃない、私1人です。」
「それは違いますよ女王様!!」
「女王様の行為は全部私達の事を思っての事。」
「俺達だって自分達の存在を過信してたわけだし。」
「せっかくアースランドに来たんだ。6年前に避難させた子供達を探しましょう!!」
「おお!!!僕達にも新しい目標ができたぞ!!!!」
「今度は人間と仲良くしよう!!」
「新しい始まりなんだー!」
シャゴットの言葉にエクシード達がそう言う。
「ははっ、前向きな奴等だな。」
ナツさんに同意です。
「みんな・・・!」
「・・・・・・。」
シャルル・・・お前の答えは・・・
「いいわ、認めてあげる。」
「シャルル・・・。」
よかったな・・・。
「でも何で私にアンタと同じ力がある訳?」
「ゴホッゴホッ!!」
「ど・・・どうしてかしらね・・・。」
「えーと・・・その・・・。」
「何か怪しいわね。」
「・・・そういう事か。」
俺は理解できた。シャルルは意外と鈍いんだな。
「ねえおじさん。」
「ア?」
「女王様とシャルルってなんか似てない?」
「そうかい?」
「あい!ホラ・・・動きとか。」
「動きだぁ?」
「
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