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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
リサーナ
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達は私に滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を抹殺する“使命”を与えてアースランドに送り込んだ!!!」

「そうさ!!女王はオイラ達の卵を奪った!!忘れたとは言わせねえ!!」

「あ!おじさん!」

「いたんだ!!」

シャルルの言葉にミントとハッピーがおじさんと言っていたエクシードがそう言う。

「まだきちんと説明していませんでしたな。」

「これは6年前の話になります。」

すると、2人の老いたエクシード達が話をした。

女王(シャゴット)には未来が見える力があるのは、もうお話ししましたよね?」

眼鏡をかけている老エクシードがそう言う。
ナツさん達は多分知らないと思うが、俺がそこは簡単に話をしておいた。

「ある日、シャゴットは地に堕ちるエクスタリアを見たのです。
 今思えば、エドラスの魔力枯渇による自然落下だったのじゃが・・・
 当時は原因を人間の仕業と思っていた。人間と戦争をしても勝てない事はわかっておった。
 ワシ等は会議の末、100人の子供をエドラスから逃がす計画を立てたのです。」

「逃がすだと!!?」

眼鏡をかけている老エクシードの言葉に驚くエクシードのおじさん。

「その計画はエクスタリアの民にも内密に行われました。
 表向きは異世界の怪物滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を倒す為の作戦だという事にしました。
 もちろん、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)に恨みがあった訳ではありません。」

「わかってる。」

「そういう“設定”が必要だったって事ですよね。」

眼鏡をかけている老エクシードの言葉に俺とウェンディがそう言う。

「それに、本当の事を言ったら、きっとパニックになっていたと思うわ。」

ルーシィさんがそう言う。

「成る程〜・・・ん?じゃあ、コージを殺すというのはどういうことだったの?」

ミントが訪ねてきた。と、いうか、俺を殺す・・・?

「シャゴットの予言によると、彼がこの中で異常なくらいの高い魔力を持っていたからです。
 彼を我々のもとへ来させ、事情を話して解決策をお願いしたかったのです。」

「そういう事だったのか。」

眼鏡をかけている老エクシードの言葉に俺は納得する。

「人間のアニマを借り、私達の作戦は成功しました。
 しかし・・・たった1つだけ計算外の事が起きたのです。それはシャルル・・・あなたの力です。」

「!?」

「あなたには私と同じような『予言』の力があったのです。」

「え?」

女王・・・いや、シャゴットの言葉に驚くシャルル。

「しかし、それは無意識に発動しているようで、あなたの記憶を混乱させたのです。
 避難させた100人のエクシードのうち・・・・・・あなた
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