暁 〜小説投稿サイト〜
とある麻帆良の超能力教師
とある麻帆良の超能力教師 五話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
が助けた少女である宮崎のどかだった。


「さっきは危ないところを助けていただいて…その……これ、お礼です」


のどかは垣根に図書券を渡す。流石図書委員、お礼も図書券。
図書券を渡すとのどかは逃げるように戻っていく。戻った先の友達にからかわれているのが見える。


「お、おう…ありがとうな」


「おい垣根…お前まさか生徒に手ェだしたンじゃねェだろうなァ…」


「おいモヤシ、宮崎の話聞いてたか?俺は助けたんだからな?」


「そーゆゥことにしといてやんよォ」


「そんなに俺がそんなことするような奴に見えるか…まあ野郎だったら放置してたが…」


「さらっと変なこと言ってンじゃねェよ」


「………」


「なんだァ?急に黙りこみやがってェ?」


「いや悪い、少し考え事してただけだ」


垣根は分からなかった。今の自分の感情がだ。今までに感じたことのない感情が垣根を襲う。それはここに来てからなのか、コイツらと出会ってからなのか、又は先程の出来事からなのかは分からない。しかし今までに感じたことのない思いが垣根を悩ましていた。


垣根自身まだ気づいていない、自分が少しずつだが変わりはじめていることに。



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ