とある麻帆良の超能力教師 五話
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が助けた少女である宮崎のどかだった。
「さっきは危ないところを助けていただいて…その……これ、お礼です」
のどかは垣根に図書券を渡す。流石図書委員、お礼も図書券。
図書券を渡すとのどかは逃げるように戻っていく。戻った先の友達にからかわれているのが見える。
「お、おう…ありがとうな」
「おい垣根…お前まさか生徒に手ェだしたンじゃねェだろうなァ…」
「おいモヤシ、宮崎の話聞いてたか?俺は助けたんだからな?」
「そーゆゥことにしといてやんよォ」
「そんなに俺がそんなことするような奴に見えるか…まあ野郎だったら放置してたが…」
「さらっと変なこと言ってンじゃねェよ」
「………」
「なんだァ?急に黙りこみやがってェ?」
「いや悪い、少し考え事してただけだ」
垣根は分からなかった。今の自分の感情がだ。今までに感じたことのない感情が垣根を襲う。それはここに来てからなのか、コイツらと出会ってからなのか、又は先程の出来事からなのかは分からない。しかし今までに感じたことのない思いが垣根を悩ましていた。
垣根自身まだ気づいていない、自分が少しずつだが変わりはじめていることに。
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