とある麻帆良の超能力教師 五話
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「俺は合ってるが、こいつは違う。魔法使いだ」
「垣根さん!?何バラしてるんですか!?」
「悪い、つい言っちまった」
ネギは垣根に涙目で「何やってるんですか〜」と言っている。
「ってことはやっぱり朝のアレはあんたの仕業ね!」
「うぅ…ごめんなさい」
「みんなにバレると大変なことになるので内緒に…」
「そんなの知らないわよー!」
ネギは魔法使いであることを隠すよう頼むが、明日菜は中々聞いてくれない。
そこでネギは最終手段に出る。
「仕方ありません…秘密を知られたからには記憶を消させていただきます!」
杖を構えると何やら呪文を唱え始めるネギ。その様子を眺める垣根。
(あれが魔法か…こいつはまだ知らねえ力だな…)
垣根はその様子を眺めつつ魔法の力の分析を始める。この世界に魔法があることは聞いていたが、実際に見るのは初めてである。
「消えろー!」
ネギの声とともに消えたのは、記憶ではなく明日菜の制服だった。
「いやー!!」
叫び声をあげる明日菜。いきなり服がなくなるのだから当然だろう。
(記憶を消すか…今は失敗したが、魔法って奴はなんでも出来るもんなんだな…ってことは魔法を解析できりゃあ俺はさらなる力をてに入れることが出来るわけだ…)
「ピーピー騒ぐんじゃねぇ服なら俺が作る」
「「えっ?作る?」」
二人は垣根の方を向く。すると垣根は能力を使用するため翼は展開させる。
すると数秒後には明日菜の着ていた制服が出来上がった。
「え?えっ?どういうこと?」
明日菜は今の出来事を不思議に感じていた。ネギも同じように垣根の力を不思議に感じていた。
(あれは魔法?でも魔力は感じられなかった…これがタカミチの言っていた未知の力?)
「垣根さん…今のは」
「今のか?俺の能力だよ、俺の能力『未元物質』」
未元物質、ネギがこの力の真髄を知るのはまだまだ先である。
ちなみに明日菜は未元物質製の制服のおかげで騒ぎを嗅ぎ付けたタカミチに発見されても恥をかかずにすんだ。
………
場所は変わり2ーAの教室。
「……なンで俺だけなンだあァ…?」
「しょうがないじゃないですか、ネギ先生もていとくんも今いないんですから〜」
現在一方通行はネギの歓迎会をやるということで2ーAの教室に拉致されていた。垣根と主役のネギは明日菜が呼びに行っているのだそうだ。
しかしまだ他の生徒も完全には集まってはいない。
「やあ一方通行君、教師はどうかな?」
「タカミチかァ……まァガキ共の相
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