暁 〜小説投稿サイト〜
とある麻帆良の超能力教師
とある麻帆良の超能力教師 五話
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



2ーAの教室


教室では一方通行が授業をしていた。
しかしその姿は教師という風にはとても見えない。


「あの…先生?授業中にコーヒーはちょっと…」


クラス委員長である雪広あやかが一方通行に声をかける。
コーヒーを飲みながら授業しているから注意して当たり前だろう。


「あァ?朝は眠くてやってらンねェんだよ…」


「でも授業中ですし…」


「ならお前らもコーヒーを飲むのを許可する」


「いや、そういう問題じゃないでしょ…」


一方通行の発言に明日菜はツッコミを入れる。そしてコーヒー限定というのが一方通行らしい。


一方通行は『チッ…しょうがねェ』と言いながら渋々コーヒーを片付ける。


「じゃあこの問題を…佐々木、てめェ解きやがれ」


「また私!?もう5連続だよ〜あっくん私を苛めてない!?」


「苛めてねェ、バカだから集中的に当ててンだろ。ベクトルの計算式ぐらい覚えろ」


「私まだ中学2年生だよ!?ベクトルの計算式なんて習わないよ〜」


まき絵の発言にクラスの大半が同意する。ベクトルの計算式なんて中学2年生で普通は習わないものである。


「しょうがねェなァ…じゃあテキストのこの問題、佐々木解け」


「だからなんで私なの〜!?みんな〜あっくんが苛めるよ〜」


みんなに助けを求めるが、みんなまき絵から目を反らす。一方通行はあっくんを命名されたのを余程嫌なようで、とりあえず仕返しとばかりに授業は9割まき絵に当てている。


「うぅ…なんで私ばっかり…そんなにあっくんが嫌なのかな?」


「虫酸が走るほど嫌だなァ」


「そんなに!?」


一方通行はあっくんというあだ名をがかなり嫌なようである。


「でも一方通行は言いにくいアルよ〜あっくんの方が楽アル」


「おいうるせェぞ、チャイナ娘」


一方通行がチャイナ娘と読んだのは出席番号12番、古菲(クーフェイ)である、彼女は中国武術研究会の部長でもある。


「私もあっくんの方がいいと思いま〜す」


「私も〜あっくんの方が可愛いです」


「おいチビ姉妹、賛同してンじゃねェよ」


そう言うのは双子の鳴滝姉妹である。ツインテールが鳴滝風香、おだんご頭が鳴滝史伽である。
二人につられて、他の女子も賛同していく。


「あァァァ〜!わかったから!あっくんでいいからてめェら黙れェェ!」


直後クラスから「やったー」という歓声が聞こえる。そして歓声が聞こえる中、ドアが開く。


「相変わらずうるせぇなこのクラス、耳が痛いぜ」


「あ、ていとくんだ」


「よし佐々木、おめぇ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ