第6話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と言いますか…、」
「確かに。右も左も分かんない世界に放り込まれたんだもんね。大丈夫!ISの事は、お姉ちゃんが手取り足取り教えてあげるから!」
妹(?)に詰問されてしどろもどろな俺を見て頷いて自らの胸を軽く叩く姉(?)。
話していて分かったのは、妹はクール系で、姉が甘やかし系であると言うことだ。
「ね、『姉さん』は学年が違うから、迷惑がかかるし、一夏とかゼロとかと学びあっていけるし!」
「姉さん何て他人行儀な言い方じゃ駄目!『ユリ姉(ユリネエ)』って呼んでってあれほど言ったのに、忘れたの弟君!」
姉の名は『丹下由梨花(タンゲユリカ)。』ことあるごとに俺を構おうとする姉。
「織斑さんやグランツさんは仲良しな『お友達』に任せればいい。兄さんは私が見る。」
妹の名は『丹下真琴(タンゲマコト)』。どこか織斑先生に通じる何かを感じさせる妹。
姉妹は性格体型髪型全て異なるが、
「(兄さん、弟君)!どっちがいい!?」
ブラコン気味なことは共通の様だ。
「…その2択しかないなら、真琴、かなあ?ユリ姉には付き合いもあるだろうし…」
経験や力量込みならば、姉を選ぶべきなのだろうが、やはり学年が違うのは大きい。
逐一俺にかまけていれば、授業に遅れてしまうかも知れないし、友達達もいい顔はしないだろう。
妹はクラスが隣なだけだから、何かとそう言う機会には恵まれている。
姉には悪いが、ここは現実的に効率のいい妹をとらせてもらう!
…本音を言えば、気心知れた一夏やゼロと一緒なのが一番なんだけど。
「そう言うこと。選ばれなかった寂しい姉さんは、さっさと立ち去るべき」
「いや、真琴も立ち去るべきだからな?」
「!?」
!?、じゃなくて、
「まだ起きて着替えも出来てないんだ。ほら、出てった出てった」
姉と妹の背を押し、強引に部屋から出てもらう。
「弟君!着替えなら手伝うよ?」
「兄さん、開けて。着替えが見れない」
何だこの姉妹は。いつから俺の姉と妹は俺の着替えを見ようとする変人と化してしまったのか。
「アー、俺は、着替えを手伝おうとするより、食堂の席を確保してくれる子が好き…、」
言い終わるより速く、姉妹はドタバタと音を立てて走っていった様だ。
「って訳でもないんだがな。ま、最後まで聞かなかったのが悪いってことで」
悠々と着替えを済ませて食堂へ向かう。
それにしても一夏め、中々予想外の仕返しを考えたじゃないか。そうでなくては面白味がない。
一夏への更なる嫌がらせ、もとい、スキンシップを練りながら、食堂へと歩を進めるのであった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そして、食堂へ着いたら姉妹に拉致られて姉妹の間の席に座らさ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ