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Fate/stay night -the last fencer-
第一部
運命の夜の先へ
一日の終わり
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るにあたって、記憶の方も改竄させてもらっている。
おそらくライダーに襲われたのだろうが、そのあたりから記憶の呼び出しにロックをかけ、記憶そのものを曖昧にした。
彼女が怖い思いをしたのは間違いないだろうし、辛いことを思い出さずに済むのならその方がいいと思ったからだ。
当然魔術師として魔術に関わることの隠蔽という暗黙の掟に従っている側面もあるが、個人的には自分自身の本音を優先した結果でもある。
「ほら、トマトスープ。味の保障はしかねるが、とりあえずそれ飲み終えたら家まで送るぞ」
「あ……うん、ありがとう」
夕時に買ってきた食材で作ったトマトスープ。
晩飯を作ろうとも思ったが、美綴がいつ回復するのかもわからなかったので取りやめた。
今日のところは、彼女の面倒を見終わってから後のことを考えよう。
「ごちそうさま。おいしかったよ」
「お粗末さまです。どうだ、身体は大丈夫そうか?」
「うん。普通に動く分には問題ないね」
「今ならまだ、遊びで門限過ぎたって言い訳もできる。さっさと行くぞ」
使い終えた食器を片す。
先ほどよりはしっかりした足取りの彼女を連れて、俺は美綴の家に向かうことにした。
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