ターン13 怪奇!人造人間召喚術!
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「僕のターン、ドロー!下手に展開して激流葬とか撃たれたらやだな………ドラゴン・アイスを攻撃表示に変更して、そのままダイレクトアタック!」
ドラゴン・アイス 守2200→攻1800
ドラゴン・アイス 攻1800→サイコ・ショッカー(直接攻撃)
「うおおおおおおおおっっっっ!!!」
「やった!これで一件落着!」
「ふ、ふふふ」
「ははははははははっ!惜しかったな、人間!」
サイコ・ショッカー LP1600→700
「ラ、ライフが900しか減ってない………でもどうして」
「理由は単純だ。私はリバースカード、ダメージ・ダイエットを発動していた』
『お、ほんとにリビデ以外の手で耐えきったか。わざわざフラグ立てたかいがあったな』
ダメージ・ダイエット
通常罠
このターン自分が受ける全てのダメージは半分になる。
また、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
そのターン自分が受ける効果ダメージは半分になる。
そ、そんな………状況はかなりまずい。というか勝てない。このままターンエンドしたら、エンドフェイズにエクトプラズマーで450ダメージが通る。それからサイコ・ショッカーのターンでキラードール復活、それに合わせてドラゴン・アイス蘇生、それからウイルスメールの効果…………いや、それすら使う必要もないのか。バトルフェイズなんてわざわざしなくてもドローゴーでエンドフェイズに移行してエクトプラズマーの効果を使う。ただそれだけで、僕のライフはゼロになる。でも、こんな状況だってのにユーノはまだまだ余裕っぽい。一体、なんでこんなに余裕なんだろう?まだ何か、僕の気づいてない勝ち筋があるの?
「くそっ、わからない………」
『………しゃーねーなあ、俺も消えたくはないし、今回は交代してやるよ。でも、こんな手ぐらい自分で気づいてほしかったぞ』
悔しくて、情けなくて、何も言い返せない。ユーノは何も言わずにポン、と僕の肩に慰めるように手を置いて、いつもとは違った優しい笑みを浮かべて見せた。
『ちょい言い過ぎたな。でも大丈夫だ、これからたっぷり強くなる時間はある。今は、そっちで俺が勝つのを見てろって』
その言葉を最後に、僕とユーノが入れ替わる。まっすぐに立ってサイコ・ショッカーと対峙するユーノの背中を、ただ見ていることしか僕にはできなかった。
「よし、選手交代だぜ。今からお前をぶち倒してやるよ、精々覚悟しときな」
「様子が変わった………?まあいい、なにをたわごとを。私の勝利は今度こそ確定している」
「さてさて、そいつはどうか
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