第二章 A's編
第三十二話 『それぞれの思い』
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グはベルカ時代の名の知れた王や騎士達の誰かの末裔かもしれないな…」
「確かにそうね…。シホちゃんと触れ合った時に感じた魔力量はあの歳にしてはありえないほどのものだったから。
だからもしあれが切欠で力に目覚めたんだとしたら今後は相当の強敵になることは間違いないわ」
シャマルの言葉で私も含めて全員がシュバインオーグの危険度を再確認した。
その中、お門違いかもしれないが主はやてのご親友でもあるのだから私はできれば無事でいて欲しいと願った。
「…だが、これで管理局とやらに正体はばれてしまったのだからこれからはあまりこの街で行動をするのは控えた方がいい」
そこでこのお方はそう告げた。
確かにその通りだ。
私達のうち、誰か一人でも捕まってしまえば主の居場所が知れてしまうかもしれない。
「だから一つ提案がある。今度から私もお前達と行動を共にしよう…」
「なっ! お前、ただでさえ自身の姿を実体化させているだけでも辛いのに戦いに参加しても平気なのか!?」
ヴィータが即座に叫んだ。
最初の頃はヴィータが一方的だが険悪な空気になることはしばしばあったがそれの甲斐あってヴィータはこのお方の事をよく気遣っている。
「だが私が闇の書の偽りの主として表に出れば、はやてにたどり着く事はそうそうないだろう」
「だがお前の姿は動物ではないか。それはどうするのだ…?」
ザフィーラがそう告げるがこのお方は「フッ…」と鼻で笑いその身を光らせた。
そして光が晴れた先には白髪、褐色の肌に黒いボディーアーマーの上に赤い外套をつけた青年が立っていた。
私達が唖然としている中、
「ふむ…やっと人型を取れるくらい魔力は溜まったようだな。さて、これで問題はないかね?」
皮肉な笑みを浮かべる青年はそう言った。
その鷹のような目つきからは相当の自信が感じられる。
しかしその姿を見て私は思った。
「…やはりお前はシュバインオーグとなにかしら強い関係があることは確かなようだな。
姿は少し違うがシュバインオーグと同じような戦闘服を着ているぞ」
「まぁ、そうだろうな。記憶が戻ればどうにかなるかもしれんが…こればかりは私にも分からずじまいだ」
「っていうか人型になれるんだったらさっさと言えよ!」
「そう言うな。これでも人型になるとそれだけ自身を構築する魔力消費が倍になるのだから」
そしてこのお方はまた鷹の姿に戻った。
「しかし、人型になるのは初めての試みだがこれでは燃費が悪すぎるな。やはり戦う時はこの形態の方がいいらしい」
「戦えるのか…?」
「腕が使えない分、扱える武器のカテゴリーは限られる…。だが撃ちだす事くらいなら可能だ。記憶と名はまだ思い出せないが自身がどういった存在かは認識しているからな」
「無理だけはすんな
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