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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
双大魔王
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家の近くにいた街の人達は逃げていった。

「お前に俺様達が止められるかな?」

「そうだぜ、エドラスの王子よ。」

俺とナツさんはジェラールにそう言った。

「王子!?」

「王子だって!?」

驚く街の人達。

「7年前に行方不明となった・・・ジェラール王子!!?」

エドラスのガジルさんが驚いてそう言った。

「まさか・・本物の訳ないよ。」

「ど・・・どうだろう・・・?」

「信じられない!」

どうやらジェラールは行方不明扱いになっていたのか・・・。

「なぜ奴等がここにいるんだ?」

「ぼ・・・ぼきゅが知らせたんだ。」

「ナディ様!」

「君達の会話聞いちゃったから。」


























少し前に・・・

「何だこれ!?」

俺達は街の黄色い木の根っこみたいなのが出ていた事に驚いた。

「一体どうなってんだ!?」

「み、皆さん!!」

あ、ナディって言うエクシードが俺達の元へ来た。

「この事をお話します。実は・・・」

俺達はナディから話を聞いた。
ジェラールがアニマを逆展開させ、エドラス世界の魔力全てをアースランドへ送ったのだ。
しかし、エドラス王都の人達は混乱している。
この混乱した群衆をまとめる為には悪役と英雄が必要だが、
その悪役をジェラールがやろうとした。自分の命を絶つつもりで・・・

「と、言う訳です。」

「・・・バカ野郎!」

ジェラールのバカ野郎!!何考えてんだよ!!

「どうするんだ?」

ガジルさんが俺に声をかけてきた。

「俺が・・・俺が悪役をしよう。」

「お兄ちゃん!?」

俺の言葉にウェンディが驚く。

「アイツを死なせる訳にはいかないんだ!!」

「待てよ。」

ナツさんがそう言ってきた。

「俺も手伝うぜ。」

「え?」

その後に俺達は適当に黒いマントを身に付け、
劇とかで使いそうな角の造り物をナツさんにつけて、俺達が悪の大魔王をやる事とした。
まぁ、その時にナツさんも大魔王をやりたいといいだしたので、双大魔王と名のる事にした。
それに、ナディさんからあの効いた方法があるしな。やられた時も大丈夫だ・・・!
















「と、言う訳なんだよ。」

ナディがその事をジェラールとリリーだけに話した。

「来いよ。来ねえとこの街を跡かたもなく消してやる。」

「ここにいる人達も全て皆殺しにしますよ?」

俺とナツさんは脅しをするように言った。

「(悪役と英雄・・・しかし・・!!!)」

「魔
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