第3章 エドラス編
双大魔王
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
りましょう。」
「!」
リリーの言葉にジェラールは驚く。
一方、エクスタリアも落下し、崩壊していた。
「エクスタリアが・・・!」
「私達の家が・・・!」
逃げ延びたハッピーの父親と母親が崩壊するエクスタリアを見て驚き、自分達の家を見た。
「あいつの帰る家が・・・ちくしょう・・・ちくしょうめぇ〜!!」
一方、ジェラールとリリーは・・・
「俺はエクスタリアを追放され、人間と共に歩んできた。
しかし今回の件で王国を裏切った。もう俺に帰る場所は無い。
全ての“悪”となり処刑される役はこの俺・・・」
「ならん!!!!」
リリーが全て言う前にジェラールがそう言う。
「君は私の恩人だ!!死ぬ事は許されない!!!!君は幸せにならなければならない!!!!」
「では、その言葉をそっくり王子に返しましょう。」
「・・・・・・。」
リリーの言葉にジェラールは無言となった。
「誰かが責任をとって死ぬなど・・・不幸しか呼ばぬのです。
それに王子には・・・私の思い違いかも知れませんが、友がいるのではないのですか?そんな気がします。
その者を悲しませるつもりですか?」
「・・・・・・。」
そのリリーの言葉にジェラールはコージを思い出す。
「(コージ・・・私は死ぬつもりだった。知れば彼もリリー同様止める。
しかし・・・それではこの混乱を鎮めない・・・)愚策だったか・・・。」
「・・・・・・。」
ジェラールはそう言い、リリーは何も言えなかった。
「パンサーリリー様!!大変です!!」
後ろから1人の兵士の声が聞え、リリーは振り向いた。
「わかっている。アニマの件なら見ての通り我々が・・・」
「止めようとなさっているのですね。」
「いや・・・そうじゃない。」
兵士はどうやら勘違いをしている様だ。
「それより城下で暴れている者達が・・・街を次々と破壊して・・・」
どうやら街を破壊する者が現れた様だ。
「予想以上にひどい混乱のようだな。早く何とかしなくては・・・・・・。」
ジェラールがそう言う。
「今は暴徒を止めるのが先です。」
リリーがそう言う。
「そうだな、これ以上広がる前に手を打とう。」
ジェラールもそれに賛成する。
「あの・・・そちらの方は?」
兵士の言葉を無視し、矢へから出て、外を見に行った。
「暴徒の数は?」
「4人です!」
兵士の言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ