第3章 エドラス編
双大魔王
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エドラスの妖精の尻尾メンバーは混乱し始めた。
「ああう。」
「ねぇ・・・」
「ちょっとみんな・・・」
ハッピー達はそう言う。
一方、トライアの町に住むインフェルノルとフェルナールでも同じ様な事になっていた。
「これは一体・・・!?」
「どういう事!?」
インフェルノルとフェルナールは近くに見える浮遊島が落ちるのを見てそう言う。
「大丈夫かしら・・・あの子は・・・。」
フェルナールはコージの事を心配していた。
「大丈夫だといいな・・・。」
インフェルノルはそう言った。
一方、王都城下町でも魔力が無くなっていく事に町の人達は大混乱していた。
「お父さん・・・浮遊島が落ちちゃうよ。」
「もう・・・終わるんだ。」
ある家に住んでいた親子がそう言っていた。
「うわー!!!」
「きゃー!!!」
外では人々が悲鳴を上げていた。
「大地から空へと魔力が流れ出ておる・・・。」
「おばあちゃん・・・。」
「神に逆らった我々への罰なのか・・・・・・。」
老婆がそう言う。
「火の魔水晶が突然壊れた!!!これじゃ料理ができん!!!!」
「街灯の魔水晶が全部消えたぞー!!」
「何が起きてるんだ!!?」
「水の魔水晶が・・・噴水が止まったぞ!!」
「イヤー!!」
「乗り物が動かねえ!!風の魔水晶が動いてねえ!!!」
今まで魔水晶で出したり動かしていた物が使えなくなってしまい、更に大混乱となった。
ジェラールとリリーの居る部屋にて・・・
「ま・・・まさか本当にやってしまうとは・・・
確かにこれでしばらく戦争は起きんだろうが・・・しかし・・・」
「わかっている。国民は皆混乱している。
変化する世界に素早く順応できる人間はそういない。」
ジェラールの言う通りである。
世界に普通にあった物が無くなるという事に素早く順応できる人間はいない。
「だからこそ、新しい指導者が必要となる。新しい世界の新しい王。
不安におびえる民をまとめ皆を幸せに導く新たな王が。」
「成程、それが王子を・・・」
「いや・・・私ではない。」
リリーの言葉にジェラールがそう言う。
「
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