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かけた。
「あー、すまん。誰でもいいからここがどこかわかる奴がいたら教えてくれ」
とりあえず、場所を聞こうと今いる奴らに声をかける。しかし返ってきたのは、場所ではなかった。
「手前、いきなり何しやがる!!勝手に出てきてパーティーの一人を殺してなに言ってやがんだ!!ぶっ殺してやる!!」
そう言って、赤い鎧を着た男が槍を構え突っ込んで来る。
「危ない!!逃げて!!」
少しはなれたところで金髪の女の子がこちらに向かって叫んでいた。それに片手をあげて大丈夫というふうに手を振る。しかし、その子は再び叫ぶ。
「なにが大丈夫よ!!見たトコ、ニュービーじゃない!早く逃げて!!」
再び、男のほうを見るともう目の前まで槍が迫っていた。素早く、足元に落ちている槍を男に向けて蹴り上げる。急なことに反応できなかった男はその槍が腹に当たる。
「ぐあぁ!!」
怯んだ瞬間に素早く槍を掴み、回転させながらさらに男に押し込む。
「人がただ場所を聞いただけで攻撃してくるってどうよ?まあ、俺が掴んだ奴を倒したのは悪いと思ってるがいきなりはないだろ。いきなりは!」
そしてその槍で男を貫くと男は炎になった。また、聞ける人を減らしてしまった。ため息を吐きながら、後二人の人物を方を見る。
「で、あんたも攻撃してくるか?見たトコそっちの美人の人はシルフだからケットシーと同盟だったはずだからなんか変なことしない限り攻撃してこないと思うけど、あんたはサラマンダーだろ?どうする?やるか?」
「び、美人!?」
急に言われて戸惑うシルフを横目で見ながら、槍を飛んでいるサラマンダーに向ける。
「いや、やめておこう。君を正直ニュービーだからって甘く見ていた結果がさっきの奴みたいになったからね。それに……」
サラマンダーの男はシルフを見てから言う。
「君とも戦いたくないね」
「そうか。じゃあ場所教えてくんない?」
そう言った瞬間、サラマンダーの男はどこかに飛んで行っていた。
「チクショウ!!あいつ殺す!!」
そう言って槍をそいつが飛んでいくほうに投げ飛ばす。しかし、力加減を間違えたのか相当遠くに飛んでいった。おかしい。初心者にこんな力があるのだろうか?そんなことを考える。しかし、今は場所を知るために残りのシルフに話しかける。
「なあ、ここがどこかわかるか?」
「えっ……ここはシルフ領近くの森だけど……」
急に話しかけられたシルフは少し警戒しながら剣を構えている。
「そんな警戒すんなよ。ただ道を知りたかっただけなんだから」
そう言って両手を挙げて、敵意のないことを示す。数秒後、シルフの女性は警戒を解いた。
「私もゴメンね。助けてもらった
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