第七十五話 隠れていた者
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第七十五話 隠れていた者
ロンド=ベルは遂にポセイダルの本拠地まで来た。そうしてだった。
フラットがここでだ。彼等に告げた。
「ポセイダルの本拠地だが」
「はい」
「それは何処ですか?」
「この惑星の何処に」
「ここだ」
惑星の地図の一点を指差しての言葉だった。
「ここにある」
「そうですか。そこですか」
「そこなんですね」
「そうだ。ポセイダルはここにいる」」
フラットはこうも話した。
「わかったな」
「ええ、よく」
「わかりました」
皆フラットのその言葉に頷く。そうしてだった。
惑星に降下した彼等はその基地に向かう。その途中は海を進んでいた。
「海ならな」
「来る敵も少ないしね」
「ヘビーメタルは海ではあまり戦えないし」
「それに市街戦とかにもならないし」
「ここはこの方がいいよな」
「だよな」
だからなのだった。彼等は今は海中を進んでいた。無論警戒は怠らないがそれでもなのだった。進撃はかなり楽なものだった。
そしてだった。基地まで少しの場所まで来たのだった。ここでまた言うフラットだった。
「いいな」
「今からか」
「行くか」
「これからだよな」
「いよいよ」
「そうだ。それではだ」
フラットは彼等に対して告げてだ。そうしてだった。
「私はこれからまた沈黙に入らせてもらう」
「そういうことですね」
「あとは俺達の戦いだよな」
「そうね」
「遂に」
こうしてだった。彼等は海から出た。目の前には巨大な港があった。
そしてそこにだ。基地も見えた。それも巨大な基地だった。
「あそこにポセイダルがいるんだな」
「だよな」
「あいつを倒せば本当に」
「ポセイダルとの戦いも終わりだよ」
「遂に」
こう話したうえでだった。
彼等は港に向かう。するとすぐにだった。
「レーダーに反応!」
「その数百万!」
「基地まで続いています!」
こうした報告が矢次早に来た。
「既に陣を整えてきています!」」
「ここはやはり」
「すぐに」
「そうだ、総員戦闘用意!」
ブライトが応えた。
「港に上陸しそこから基地を目指す。いいな!」
「了解です!」
「それなら!」
こうしてだった。両軍の最後の戦闘がはじまったのだった。
ロンド=ベルはすぐに全機出撃しそのうえでだった。港を目指すのだった。
その中には無論ロジャーもいる。ビッグオーの中でドロシーの言葉を受けていた。
「ロジャー」
「どうした、ドロシー」
「目の前の敵だけれど」
「ポセイダル軍か」
「ええ、彼等」
その彼等のことを言うのだった。
「機械ね」
「実際に無人機が殆どだな」
「いえ」
「いえ?」
「そうじゃないわ」
こう
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