第七十四話 ポセイダルの謎
[6/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
では冷静な彼だった。
「正面からだ。全ての戦力でだ」
「潰しましょう」
「それでは」
「それでいいな」
ラオデキアは他の司令達にも問うた。
「ここは」
「うむ、そうだな」
「機動力を使い包み込ませぬのならだ」
「それならそれでやり方がある」
「正攻法だな」
「そういうことだな」
ラオデキアは自身と同じ顔の彼等に返した。
「それではだ」
「戦うとしよう」
「ではな」
こうして彼等は七個艦隊全てを集結させた。そのうえで反転してくるロンド=ベルに正面から向かおうとする。しかしなのだった。
それこそまさにであった。
「よし、やった!」
「集まって来るんならな!」
「こっちの思う壺よ!」
「正面から全力で一気にやれるぜ!」
「その通りです」
エキセドルも言う。
「では皆さん」
「一気に、だよな」
「正面から敵の戦力をまとめて」
「それで」
「殲滅します」
エキセドルは言い切った。
「そうしましょう」
「では艦長」
「マクロス7もですね」
「はい」
エキセドルは美穂とサリーの言葉にも応えた。
「御願いします」
「ではマクロス7変形です」
「主砲発射用意」
その巨大なライフルから光が放たれだった。
敵軍が薙ぎ倒されていく。その他にもだった。
「敵がこう集まっているとな!」
「かえってやりやすいっての!」
「しかも正面から余計にね!」
「狙いを定める必要もなし!」
誰もが広範囲攻撃を繰り出し敵を薙ぎ倒していくのだった。
ポセイダル軍はその数を瞬く間に減らしていく。それを見てだった。ラオデキアがまた言った。
「ここはだ」
「どうされますか」
「我が軍が押されていますが」
「まずヘルモーズはそのままにする」
こう部下達に話す。
「ヘルモーズは艦長が指揮にあたれ」
「では司令は」
「余はズフィルードで出る」
そうするというのである。
「ヘルモーズと合わせてだ。ロンド=ベルにあたる」
「何と、そうされますか」
「核を外して」
「そのうえで」
「普通にやっていては勝てはしない」
それを確信している言葉だった。
「だからだ」
「左様ですか」
「それでは我々も」
「今からは」
「この艦を頼んだ」
ラオデキアは部下達に告げた。
「それではな」
「わかりました。それでは」
「司令、御健闘を」
「今より」
「では我々もだ」
他のジュデッカ=ゴッツォ達も言ってきた。
「行くとしよう」
「それがいいな」
「七機のズフィルードと七隻のヘルモーズ」
「それでだ」
「勝つぞ」
こうしてだった。七機のズフィルードが出た。そうしてだった。
彼等は迂回しだした。ヘルモーズはそのままだった。
それを見てだ。エキセドル
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ