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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第七十三話 フル=フラット
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がまだ二十一ということが」
「いや、まあ。何ていうか」
「あまりにも貫禄がありますから」
「しかも指揮能力高いですし」
「そういうの見てたら」
「本当に」
「そうか」
 今は静かに返すハマーンだった。
「認めたくないものだな。己の外見のことは」
「それは私の台詞の筈だな」 
 クワトロがそのハマーンに突っ込みを入れた。
「しかし。気にしているか」
「流石に実際の年齢より上には思われたくはない」
 これがハマーンの本音だった。
「それはな」
「そうか」
「それで話を戻そう」
 ハマーンはここでは仕切りを見せた。そしてフラットにまた顔を向けた。
「それでフラット殿」
「うむ」
「貴殿はポセイダルとの戦いに協力してくれるのか」
「いや」
「それはないか」
「協力はしない」
 それはいいというのである。
「ただ。ポセイダルにも協力はしない」
「中立?」
「つまりは」
「そういうことですか」
「私の戦力は解体させる」
 彼女のその権力基盤の一つについても話した。
「それもだ」
「戦力もって」
「それもって」
「そこまでするんですか」
「もう何の意味のないことだ」
 だからだというのだ。
「最早ポセイダルの統治は終わるのだからな」
「だからですか」
「ここは」
「そうするんですね」
「戦力を解体ですか」
「将兵は全て故郷に戻ってもらう」
 そうするともいうのである。
「そしてだ」
「中立を保つんですか」
「つまりは」
「そういうことだ。サードスターも放棄する」
 今度はそれだった。
「そのうえで君達の戦いを見守ろう」
「それだけではありませんね」
 今度はダバが問うた。
「貴女の考えは」
「ポセイダルとの戦いの時にまた言おう」
「その時にですね」
「また君達に話す」
 そうするというのである。
「まずはポセイダルのところに行くのだな」
「わかりました」
 ダバはフラットのその言葉に頷いた。そしてだった。 
 ロンド=ベルの方針が決まった。まずはだった。
「ポセイダルの星に向かうか」
「そうだよな」
「まずはな」
「それであいつの前に出るか」
 そうするとしてだった。
 彼等は一旦サードスターに入った。もうそこではフラットの言葉通り戦力が解体され星もフラットの手から離れていた。レジスタンスの勢力の手になっていた。
 彼等はそこで補給と整備を受けてだった。
「じゃあここからな」
「ポセイダルの星かあ」
「いよいよだよな」
「ああ」
「それで」
 しかもだった。ここでだ。
 フラットを探すとだ。彼女は彼等の前にいたのだった。
 そしてそのうえでだ。彼等に話してきた。
「それではだ」
「ええ」
「貴女は今は見守るんですね」

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