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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第七十二話 潰える野心
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い」
「何しろ敵の数がな」
「普通に二十万や三十万だからな」
「それだけ得られる資金は多くなる」
 闘志也にジュリイ、謙作も言う。
「敵の数は多いと大変だがな」
「それだけ得られるものも多い」
「それでだ」
「これだけの資金があるってんだね」
 ネイは彼等の話を聞いて納得した。
「そういうことだね」
「それに我等も入りか」
「そうしてだな」
「あとここにいれば撃墜数も洒落にならない位に増えるぜ」
 今言ったのはエイジだった。
「それも楽しみにしておけよ」
「まああたしはね」
 ネイはその撃墜数の話には笑って返す。
「これまでの戦いでかなりあるぜ」
「こちらもだ」
「同じくだ」
 アントンとヘッケラーもだというのだ。
「宇宙怪獣達とは常に戦ってきた」
「だからな」
「ああ、宇宙怪獣な」
 勝平がそれを聞いて言うのだった。
「あんた達も奴等と戦ってるんだな」
「宇宙怪獣はどんな奴とも敵か」
「そういうことなのね」
 宇宙太と恵子もいう。
「要するにだ」
「それで貴方達も」
「宇宙怪獣を放っておいたら洒落にならないからね」
 これがネイの言葉だった。
「だからだよ」
「どの国でもそれはか」
「変わらないか」
「絶対にか」
「どうしようもないか」
「それなら」
 こう話してだった。それでなのだった。
 宇宙怪獣についても考えるのだった。
「連中は放置しておいたら滅ぼされる」
「それでか」
「どうしてもか」
「戦わないといけないのか」
「それにね」
 ネイはさらに言うのだった。
「ガイゾックも来たことがあったしね」
「ガイゾック?」
「あれっ、ブッチャーってここにも来てたんだ」
「そうだったんだ」
「ブッチャー!?」
「誰だ、それは」
 アントンとヘッケラーはそれを聞いて首を傾げるのだった。
「聞いたことのない名前だが」
「何者だ、それは」
「あれっ、ガイゾックだろ?」
「それでブッチャーを知らないのか」
「どうしてなの?それは」
「そのことですが」
 ロゼが出て来て話す。
「実はガイゾックはそれぞれのバンドック単位で動いていまして」
「ああ、あの土偶の」
「あれ一隻ごとにか」
「動いてたんだ」
「じゃああの中の」
 ガイゾックについてだ。さらに話される。
「マザードールか」
「あれ単位で動いてたんだな」
「そういうことなんだ」
「そういうことか」
「はい、我々も彼等と交戦したことがあります」
 ロゼはこのことも話した。
「ガイゾックもまた放置してはおけませんし」
「連中ってそんなに多かったんだ」
「あれ単位で動いてたって」
「じゃああれ?宇宙怪獣とかと似たような存在?」
「そうよね」
「そうなるな」
 そうだ
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