第七十一話 内紛
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ルを裏切ってる」
「そうなるよな、やっぱり」
「そうよね」
それぞれ話す。そうしてだった。
ネイはここでまた話すのだった。
「ギワザは保険でポセイダルとあたし達との戦いの推移を見守るつもりだったんだろうね」
「そして勝った方につく?」
「つまりは」
「そう考えていた」
「そうよね」
「それだと」
「だろうね」
ネイもそう考えるのだった。
「そう考えるのが妥当だね」
「じゃあやっぱり」
「フル=フラットは今は様子を見ている」
「動かない」
「そういうことか」
皆それぞれフル=フラットのことを考えていく。そうしてだった。
ここでだ。結論がダバから出た。
「とりあえずフル=フラットが動く前にです」
「まずはギワザを叩くか」
「ここで決着をつけるか」
「そうする?」
「やっぱり」
「はい、そうしましょう」
また言うダバだった。
「ここは」
「ええ、それじゃあ今は」
「ギワザとの決戦に専念して」
「そうするか」
「そうよね」
「敵は一つずつ叩く」
戦略の常識も述べられる。
「そういうことだよな」
「うん、じゃあ」
「ポセイダルを倒す前にもフル=フラットをどうかする前にも」
「まずギワザを」
こうしてだった。彼等はギワザがいるその基地に向かうのだった。ここでもまた決戦が行われるのだった。新たな仲間達と共に。
第七十一話 完
2010・11・3
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