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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第七十話 猜疑心
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なり」
「どうなの?」
「どうっていうの?」
「いいじゃない」
 これがスメラギの感想だった。
「グラビアできるわよ」
「まさか。そこまではね」
「いかないわよ」
 今度は二人が苦笑いになった。
「私達じゃあね」
「とてもね」
「いえ、ミサトもそうだけれど」
 スメラギは今はどちらかというとリツコを見てだ。こう言うのであった。
「その黒ビキニとね」
「黒ビキニと?」
「白のお医者さんの服はまずいでしょ」
「そうかしら」
「目のやり場に困るわ」
 実際にスメラギの顔は少し苦笑いになっていた。
「どうしてもね」
「そうなの」
「そうよ。女の私だってそうだから」
「ええ」
「男の子だったら余計にそうなるわ」
「水着と白衣ってそんなに効果あるのかしら」
「ええ、間違いないわ」
 メネシスがリツコに言ってきた。彼女は白のワンピースである。
「何となくわかるわ、私にもね」
「メネシスが言うのなら」
 何故かここですぐに納得したリツコだった。
「そうなのね」
「納得してくれたのね」
「何となくだけれど」
 そうだというメネシスだった。
「わかるわ」
「そうなのね」
「それでだけれど」
 メネシスはここで話題を変えてきた。
「これからだけれど」
「これから?」
「泳ぎましょう」
 リツコを誘う言葉だった。
「これからね」
「あっ、そうね。折角プールに来たんだし」
「泳ぎましょう。身体を動かすのもいいことよ」
「そうね。スポーツも美容にいいしね」
「それで身体動かして筋肉痛なんだな」
 シンがここでも余計なことを言う。
「もういい歳だからな。二日後辺りに来てそっから苦しみ抜くな」
「はい、死んでなさい」
 リツコはそのシンを即座に蹴り飛ばした。そのでプールに放り込んだ。
 そしてその頭を掴んでだ。水の中に沈めるのだった。
「何が言いたいのかしら、一体」
「ガブ、ゲボッ」
「お姉さんわからないわ。言ってくれるかしら」
 暗い怒りをたたえた笑みでそうしている。
「早く。言ってくれないかしら」
「やっぱりこうなるのよねえ」
 黒ビキニのルナマリアが呆れている。下着そっくりのビキニだ。
「シンって。本当に口悪いんだから」
「っていうか毎回言うなこいつは」
 カガリも言う。黄色のワンピースである。
「本当に懲りないな」
「まあ溺れて死ぬ奴じゃないし」
「いい薬だな」
 こんなことをしながらプールで骨休みをした一同だった。そしてだ。
 偵察に出ていたフェイからだ。報告が来た。
「基地、見つけたわよ」
「おっ、見つけたか」
「早いな」
「はい、見つけました」
 ボルフォッグも出て来て皆に報告する。
「場所はサードスター近辺の小惑星です」
「そこに
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