第六十九話 真の名前
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だからいいだろ?コムに来たんだ」
彼もだ。もうヤーマンとは言わないのだった。そしてこの名前で呼ぶのだった。
「コムだからな」
「だからっていうんだな」
「ああ、カモン=マイロード」
その名前で呼ぶのだった。
「その名前はどうだい?」
「いや、俺は」
「いいっていうのかよ」
「ああ、いい」
これがダバの言葉だった。
「俺はカモン=マイロードというよりも」
「ダバ=マイロードか」
「今はその名前で生きたい」
こう言うのだった。
「それは駄目かな」
「それで戦うんだな」
「銀河の戦いはポセイダルとの戦いで終わりじゃない」
そうだとも話すダバだった。
「だから。俺はまだ」
「それでダバ=マイロードなんだな」
「そうだ」
まさにそうだというのである。
「それでなんだ」
「わかったぜ。じゃあダバ」
キャオは彼はこの名前で呼んでみせた。
「行こうぜ」
「コムを解放する戦いに」
「ああ、行こうぜ」
キャオはこう自分が今いるゴラオンから話すのだった。
「今からな」
「敵の艦隊は」
ここでだった。ふとギャブレーが話すのだった。
「三個だな」
「いや、残念だが違う」
レッシィがそのギャブレーに言ってきた。
「もう一個艦隊だ」
「上か」
ギャブレーはすぐにわかった。
「上にいるのだな」
「そうだ、上にもう来ている」
こう話すレッシィだった。
「上にだ。来ている」
「では降下か」
「そうさ。その時はどうするかはもう」
「無論わかっている」
「それならいいがな」
「敵も馬鹿ではない」
このことが前提にあった。ジュデッカ=ゴッツォの者達との戦いも数多く経てきた。だからこそわかってきていることなのである。
それでだ。ギャブレーは言うのだった。
「その程度はしてくる」
「そうだな。それではだ」
「おそらく横か後ろだ」
ギャブレーは今度は方角を述べた。
「そこから来るな」
「ではだ」
「警戒しながらね」
アムも言ってきた。
「そういうことね」
「そうだな」
エイブがダバ達のその言葉に応えた。そうしてだった。
エレに身体を向けてだ。こう言うのであった。
「それではここは」
「慎重に、ですね」
「迂闊に攻めては後ろや横から攻められます」
だからだというのである。
「ですからここは」
「わかりました。それでは」
「はい」
「全軍進撃を開始します」
それはだというのである。
「しかしです」
「慎重にか」
「いつもみたいに激しく攻めるんじゃなくて」
「後ろから攻められたら厄介だしね」
ガラリアの言葉だ。
「背中から撃たれたら誰だって終わりさ」
「その通りだな」
ロジャーがガラリアのその言葉に頷いた。
「そ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ