第六十六話 確信になる疑惑
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レッシィがここでこう言った。
「あいつをどうするか」
「そうだな。あの男は小心で狡猾だ」
ギャブレーも言う。
「そう簡単に出ては来れまい」
「じゃあ出て来ない?」
「容易には」
「そう思う」
ギャブレーはまた言った。
「ギワザはそういう男だ」
「そうだよな。何度か戦ったけれどな」
「あいつはそういう奴だよな」
「ええ、じゃあやっぱり」
「そう簡単には出てこない」
こう話してだった。これで結論が出たのだった。
「まずはポセイダル軍だよな」
「そうだな、連中を叩いて」
「頃合いを見計らって出て来たギワザを」
「その時に」
「そうだね、それがいいね」
ダバも仲間達のその言葉に頷いた。そうしてだった。
「それじゃあとりあえずは」
「軍を進めて」
「そうして」
「それじゃあヤーマンにですね」
また言うダバだった。
「そしてそのうえで」
「ヤーマンに降下して」
「戦うか」
こう話をしてであった。ロンド=ベルはヤーマンに向かう。それが今の彼等だった。
第六十六話 完
2010・10・14
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