第六十六話 確信になる疑惑
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」
士気を鼓舞する為の言葉だった。
「ポセイダルに」
「そうですね。それじゃあ」
「それに一つ確実なことがわかった」
ここで言ったのはセルゲイだった。
「十三人衆だったな」
「はい」
「あの者達は間違いなく反乱を考えている」
これまで疑念だったことを話すのであった。
「その証拠に先の戦いでは姿を現さなかった」
「それでなんですね」
「そうだ、間違いなく反乱を考えている」
セルゲイはまたこう言った。
「これがどう影響するかだ」
「さしあたってはあれだよな」
パトリックが話す。
「敵が減ってくれてるな」
「それは確かに」
「ありがたいことに」
ハワードとダリルがパトリックの言葉に頷いた。
「彼等の軍が来ていればです」
「どちらの戦いもより激しくなっていたことは間違いありません」
「ヘビーメタルはあれだったな」
ジョシュアも話す。
「ビームコートがしてあるんだったな」
「ああ、そうだぜ」
キャオがジョシュアの言葉に答えた。
「だから結構厄介だぜ」
「それはダバ達のマシンを見ればわかるけれど」
ソーマが言った。
「実際に戦うとなると」
「厄介な話になるな」
アンドレイは難しい顔になっていた。
「敵にするとなると」
「実弾兵器があるにはある」
ビリーは皆にこのことを話した。
「けれどそれでも」
「腕の立つ奴は切り払いますね」
綾人の言葉だ。
「それも簡単に」
「ネイ=モー=ハンには注意して下さい」
ダバはこの女の名前を出した。
「マシンの性能もかなりですし」
「げっ、あいつまだ生きていたのかよ」
ビルギットがうんざりした顔と共に言った。
「しぶといな、おい」
「いや、オージェいましたし」
「ですから間違いなく」
「生きてますよ」
周囲がこう言う。
「だから余計にです」
「気合を入れて進まないと」
「どっちにしろギワザ達とも戦わないといけないし」
「ですから」
「そうなんですよね」
ダバがまた難しい顔で話した。
「結局のところは彼等とも」
「まあさしあたっては双方の分裂を利用して」
「そうして戦いを進めていこうか」
「それにはまず」
話がここで具体的なものにもなった。
「ヤーマンを解放して」
「そのうえでポセイダル軍を倒すか」
「そうするか」
「それでダバ」
ルイスがダバに問うた。
「ヤーマンまであとどの位なの?」
「三日だよ」
ダバはこうルイスに答えた。
「三日でヤーマンに着くよ」
「そう、わかったわ」
「では三日後だ」
刹那の目が鋭くなった。
「ヤーマンに入りだ」
「解放して」
「そのうえで」
「そこからポセイダル軍とか」
「決戦ね」
「ただ。ギワザをどうするかだな」
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