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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第六十六話 確信になる疑惑
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 ペルガモは断言した。
「これまで七個艦隊を一度に相手にしても勝ってきているな」
「はい、確かに」
「既に方面軍を二つ倒しています」
「だからか」
 ペルガモはそれでも冷静なままだった。そのうえでの言葉だった。
「これだけの強さは」
「勝利により経験を積んでいる」
「そうだというのですね」
「その通りだ」
 こう言うペルガモだった。
「今のあの者達の戦いが何よりの証拠だ」
「閣下、既にです」
「艦隊の損害が尋常ではありません」
「どれだけだ」
 その損害の割合を問うた。
「どれだけやられた」
「六割です」
「間も無く七割に達します」
「そうか、わかった」
 ここまで聞いてだった。すぐにだった。
 ペルガモはだ。残った者達に言うのだった。
「撤退する」
「ここはですか」
「その様に」
「ポセイダル様の下に戻るぞ」
 こう部下達に言うのだった。
「いいな、それで」
「わかりました、それでは」
「無念ですが」
「致し方ない。しかし」
 だが、だった。ここでペルガモはこうも言うのだった。
「十三人衆だが」
「確かに」
「あの者達は一体」
「どうしたのでしょうか」
「敵か」
 ペルガモは最初にこう考えた。
「それでか」
「敵ですか」
「というと宇宙怪獣」
「それともプロトデビルンか」
「それと戦ってですね」
「そうだ。そして若しくは」
 さらに言うペルガモだった。
「反乱か」
「反乱ですか」
「それを考えているというのですか」
「あの者達は」
「有り得る」
 ペルガモのその顔がきぐするものになっていた。そのうえでの言葉だった。
「それもまた、だ」
「確かに。ユーゼス=ゴッツォの例もありますし」
「それは」
「その通りだな。特にギワザだが」
 やはり最初に言われるのは彼だった。
「あの男は特にだ」
「信じられませんか」
「やはり」
「そうだ。何かあればだ」
「はい、何かあれば」
「その時は」
「討つ」
 ペルガモは言った。
「余のこの手でだ」
「しかし今は」
「仕方ありませんな」
「撤退する」
 また言うのだった。
「よいな」
「では宇宙ステーションは放棄し」
「そのうえで」
 こうしてだった。ペルガモが率いる軍は撤退したのだった。そうしてだった。 
 ロンド=ベルはその宇宙ステーションに入った。そこに入るとすぐにそのステーションの中を調べる。そうしてそのうえでだった。
 刹那が言った。
「足掛かりには少し物足りないな」
「確かにね」
 ティエリアが彼の言葉に頷いた。
「この基地の規模はね」
「そうだ。少し物足りない」
 刹那はまたこう言った。
「バルマー軍と戦うにはだ」
「惑星を一つ解放できたらいいけれど
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