第六十五話 奇妙な動き
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もおかしくないからな」
「連中まで来るとね」
「余計にややこしくなるし」
皆レイの言葉からこう考えていった。
「ならその前に」
「まずはこの連中を倒して」
「何時来てもいいようにして」
「私達がいるってことはもう向こうもわかってるわよね」
アムもこう話した。
「そうよね、やっぱり」
「それは間違いないな」
レッシィも言う。
「特にこの戦いでだ。わからない筈がない」
「それじゃあここは」
「そうだ、戦いはすぐに終わらせる」
言いながら実際にだ。レッシィはバスターランチャーを放ちそれで敵の戦艦を一隻屠った。一条の光が戦艦の腹を撃ち抜いていた。
戦艦はそこから真っ二つになり炎の中に包まれていく。それを見てだった。
「こうしてね」
「そうね。じゃあ私もね」
アムのエルガイムもバスターランチャーを構えた。そうしてだった。
その光を放ってそうしてだった。敵を数機単位で倒した。
戦いは続く。プロトデビルンの軍勢は次々に減っていく。しかしだった。
「くっ、まだこんなにいるのか」
「まだ五十万もいるのか」
「多いね」
こう言ってだった。敵のその多さに辟易していた。だがだった。
「それでもな」
「まだだ」
「諦めるか!」
「やってやるわよ!」
「いいぞ、この戦い」
ガビルもその彼等を見て機嫌をよくさせた。
「最後まで諦めずに戦う、それこそはだ」
「それこそ?」
「何だっていうんだ?」
「闘志美!」
今度の言葉はそれだった。
「いいぞ、燃えてきた!」
「燃えてきたってのか?」
「あんたも!」
「そうだ、燃えてきたのだ!」
まさにそうだというのだった。
「いいぞ、これはいい!」
「こいつ、意外と熱い奴なのか?」
バサラもここでこのことを察した。
「若しかしてな」
「そうかもな」
アルトが彼のその言葉に頷いた。
「これは」
「へっ、これはいいぜ」
バサラはそのことがわかって笑みを浮かべた。そうしてだった。
ギターを持ったままだ。また歌うのだった。
「おい、そこの美野郎!」
「俺のことか」
「もっと聴け!」
これが彼の言葉だった。
「この俺の歌をな!」
「いいだろう、それではだ」
ガビルもバサラのその言葉に対して笑みで返す。
「俺にその音楽美を見せるのだ!」
「歌は見せるもんじゃねえ!」
こう言い返すのがまさにバサラだった。
「聴かせるもんだ!」
「それだというのだな」
「ああ、そうだ!」
こう言ってだった。実際に歌ってだ。
ガビルとぶつかり合う。二人の戦いだった。
その中でだ。両軍との戦いが続いてだった。
カワッセがだ。シーラに言った。
「シーラ様」
「どうしたのですか?」
「やはり来ました」
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