暁 〜小説投稿サイト〜
赤髪の刀使い
ポップ率の違い
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
なんか俺の索敵にモンスターが引っかかった。

(なんで後ろなんだ…)

俺は黒猫団の方を向いていて後ろにポップするモンスターはフィールドボスしかポップしないはずだ。
そしてこのフィールドボスは1時間沸き…
まだ倒してから10分もたってない。

俺は嫌な予感がしてそこから瞬動で逃げる。

――――ドゴンッ

すると後ろから地面を叩く大きい音が聞こえてきた。

(は!? 
もう沸いたっていうのか!?)

一時間沸きじゃないのか!?

俺は方向転換をして、先ほど地面に武器を叩きつけたモンスターを見上げる。

それはいまさっき俺が倒したはずのフィールドボスだった。

「まぁ倒すまで!」

俺がまた瞬動で近づこうとする前にボスモンスターの前に人影が見えた。

――――キンッ

その人影は黒い装備に剣を持ち鎧に叩きつけているがボスモンスターのHPは全く減っていない。

「キリトッ!」

サチの声があがる。

(俺が逃げると同時に駆け込んだか)

どっかで聞いたがキリトは戦闘馬鹿というか戦闘中毒バトルマニアというか…戦うのが好きという話を聞いたことがある。
押さえ切れなくなったのか、もしくはただたんに俺を助けようと動いていたのかは定かではないが。

鎧ではじかれたことに顔を歪めていることからして結構本気で打ち込んだんだろうが…

「こいつの鎧はおかしいぐらいに硬いよ」

とりあえず俺と同じレベルのアルゴの投剣が全く通用しないくらいには。
ダメージ以前に鎧ではじかれて何も出来ないっていうね。

鎧の防御力はおかしいぐらいに高いだけでHP自体はそこまで高いわけじゃないから細身の刀や短剣なら鎧を無視して簡単に倒すことは可能だ。

「剣で倒すには頭が一番ダメージが大きいよ」

俺はキリトにアドバイスすると同時に瞬動で近づき一閃。
キリトは飛び上がり頭を剣で切る。

レベルの差とビルドの差か分からないがキリトの方が俺より若干ダメージ値が大きい。

俺の大太刀はしっかりと鎧の間、しかも胸あたりを抜いているのにだ。

「それに盾があればそこまで食らう相手ではないし」

俺はキリトの攻撃を見ながら攻撃を避け刺突からの連撃をお見舞いする。

足音が聞こえたから足音の方を見ると黒猫団が攻撃をボスに仕掛けている。
皆の顔が歪んでいるのは恐怖を感じているからだろうか。
やはり短剣で鎧の間を抜くことができるダッガーが一番ダメージ値が大きい。
まぁ失敗して鎧に止められたら全くダメージが通ってないんだがな。
テツオとケイタ?1ドットもダメージ通ってませんが?

ササマルはソードスキルを使うと鎧の間を抜くのが難しいと分かったからか通常攻撃で鎧の間に攻撃を通そうとしている
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ