宣戦布告と行くか(By雄二)
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
バカテスト 英語
問 以下の英文を訳しなさい。
[This is the bookshelf that my grandmother had used regularly]
姫路瑞希、フェイト・T・ハラオウンの答え
[これは私の祖母が愛用していた本棚です。]
教師のコメント
正解です。きちんと勉強していますね。
土屋康太の答え
[これは ]
教師のコメント
訳せたのはThisだけですか。
高町なのはの答え
[それは ]
教師のコメント
Thisくらい訳せるようになりましょう。
吉井明久の答え
[☆●◆▽♪※× ]
教師のコメント
できれば地球上の言語で
☆
「あぁ、ちょうど良かったです。姫路さんも自己紹介をお願いします」
「は、はいっ、姫路瑞希と言います。よろしくお願いします……」
小柄な身体を、更に縮こませるようにして声をあげる瑞希ちゃん。
「はい、質問です!」
すると突然、一人の男子が声を上げます。まぁ、なんとなく何を言いたいかは分かるけど。
「何でここにいるんですか?」
傍から見たら失礼なこの質問。でも、別に不思議ではありません。だって瑞希ちゃんは定期テストでは常にトップ5にランクインするほど成績がいいですから。誰だって瑞希ちゃんはAクラスに配属されると普通は思ってますから。実際、私だって事実を知らなければ驚いてるはずです。
「えっと実は……試験中に熱を出して途中退席しまして……」
モジモジとそう答える瑞希ちゃん。すると……
『そういえば、俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに……』
『あぁ、化学だろ?あれは難しかったな』
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出し切れなくて……』
『黙れ一人っ子』
『テストの前の晩、彼女が眠らせてくれなくて』
『今年一番の大嘘をありがとう』
あちらこちらから出てくる言い訳の数々。これは予想以上にバカだらけなの。
「そ、それでは今年一年宜しくお願いします!」
そんな中、逃げるように私とアキ君の間の席に着く瑞希ちゃん。こうして見ると、同じ女子としても可愛く見えます。
「き、緊張しました〜〜」
そう言って卓袱台に突っ伏す瑞希ちゃん。声ぐらい掛けてあげようかな?
「「瑞k……」」「姫路」
ちょ、誰なの?人が話しかけようとしたら横から割り込んでくるのはっ!
「は、はいっ。何ですか?えーっと……」
「坂本だ。坂本雄二。よろしく頼む」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ