宣戦布告と行くか(By雄二)
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「あ、姫路です。よろしくお願いします」
そう言って深々と頭を下げる瑞希ちゃん。やっぱり育てがいいなぁ。
「ところで、姫路の体調はいまだに悪いのか?」
「あ、それは僕も気になった」
と、アキ君がそれに便乗して聞いてきます。やっぱり心配なんだね。
「あ、明久君!?」
「姫路、明久が不細工ですまん」
坂本君……フォローになってないよ、それ……。
「そ、そんな!目もパッチリしてるし、顔のラインも細くて綺麗だし、全然不細工なんかじゃないですよ!その、むしろ……」
「そう言われると、確かに見てくれは悪い顔をしてるかもしれないな。俺の知人にも、明久に興味を持ってる奴がいた気がするし」
なんて事を言う坂本君。へぇ、アキ君に興味を持った人かぁ。誰だろ?
「確か、く「ねぇ、坂本君」な、なんだ高町?」
「その人って、まさか同性とかじゃないよね?もしそうだったら……」
本日三度目のスターライトブレイカー。頑張らなきゃね。
「あ〜〜その、すまん姫路。俺の勘違いだったと思う。うん、俺の勘違いだ!」
「そうですか(……よかった)」
ホッとする瑞希ちゃん。それにしてもあの坂本君の様子。絶対男の子の名前を言うつもりだったと思うな。
「あれ……な、なのはちゃん!?」
あ、ここでようやく私に気がついてくれたみたい。
「やっほー瑞希ちゃん。ところで、話がそれちゃったから聞けなかったけど体調はどう?大丈夫?」
「あ、そうだった。どうなの、瑞希」
「あ、はいっ。もう大丈夫です。お騒がせしました」
「そっか、それなら良かった。いや〜春休み中アキ君がずっっと心配しててさ〜」
春休み中、アキ君ずっと心配してたんだよね。
「そりゃそうだよ。むしろ心配しない方がおかしいって」
「えーそこの人達、少し静かにしてください」
と、そこで福原先生が教卓をばんばんと叩いて警告をしてきた。
「あ、すいませ−−」
バキィッ バラバラバラ……
突如、教卓がゴミ屑になってしまいました。まさか少し叩いただけでこうなるなんて……
「え〜替えを持ってきますので、自習しててください」
そう言って教室を出る福原先生。
「すごい設備……当然酷い方で」
「あはは……コホッコホッ!」
すると、埃でも吸い込んだのか瑞希ちゃんが咳き込みます。
これは……もはや学校設備とは呼べないと思うなぁ……。いくら最低設備だからってこれはやり過ぎな気がするよ。
『…………。雄二、ちょっといいかな?』
『なんだ、明久?』
『ここじゃ何だから』
『わかった……』
と、なにやらアキ君が坂本君
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