少年期 始まりの第一話〜能力の訓練だよだよ! のお話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
。
「―――ッ!」
そろそろ3分経つ。
制御もだんだんできなくなり、上半身の服が燃え尽きてしまった。
「はぁ!」
「・・・・・・」
天津姉妹の方もかなりキツくなっているらしく、特に妹の方は念動力で岩を浮かべているだけだが、星の巫女の強大が逆に問題になっているのだろう、浮かべているだけという行為だけでかなりの制御能力がいるらしい。
なんでも箸で小豆を摘むような制御が必要だと、後になって聞いた。
そして姉の方、エネルギー操作というのはかなりの希少能力で、その特異性からまれびとでは【巫女殺し】なんて名前がついている。
その昔、エネルギー操作の高位能力者が星の巫女の連続殺害を起こしたしたらしい。
この高位能力者は、エネルギーを断つタイプの能力で、星の巫女の念動力を斬って倒したらしいのだ。
奇しくも天津の姉の方は、エネルギーを断つ能力である。
制御できなくなった一部の念動力を手刀で削る作業をしていた。
「本当に今回は豊作だ」
「――ッ! どうか! しましたか?」
「喋らなくても良い、制御に集中しなさい」
「わかりましたっ!」
「豊作というのは特に君のことだ。発火能力者でそこまでの熱量を操るのは、長いまれびとの歴史の中でも君くらいだ。
まさしく白鷺の家の子だ、君のお父さんのお父さんの、お父さんである白鷺浩司を思い出したのだよ」
オレの曽祖父、白鷺浩司。
発火能力者レベル5で、まさしく強力な発火能力者を輩出する白鷺の人間だったらしい。
世界大戦で外国のまれびとに対抗するために国が送り出した一人として出兵して死んだのだとか。
彼の武勇伝は俺も聞いたことがある。
なんでも出兵した中国で、村を作ってハーレム建設して大往生したらしい。
いや、そんな人に似てるって言われても嬉しくないっス
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ