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巫哉

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ているようだ。



「夢の中じゃなくたって巫哉の目は紅いじゃない、犀」



 ははっとそれを聞いて犀は笑った。一瞬後にはっとした。日紅はどうみても冗談を言っているような雰囲気はない。



「赤い?月夜の、目が?」



「…紅、よね?」



















「いや、月夜は黒髪黒眼だろ?」
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