とある麻帆良の超能力教師 四話
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言ってなかったな、俺もこのクラスの副担任として受け持つことなったからな」
「俺もだァ、そこのネギをサポートするってことも含めてなァ」
二人からのまさかの副担任発言。そしてまた沈黙が続く。
「えぇ〜!?二人も!?」
「そうだァ、担当する科目は数学、知ってるやつはいると思うが一方通行だてめェらの副担任をやるこになった」
「俺は今日から理科を担当する。垣根帝督だ、俺も副担任をやることになった」
とりあえず自己紹介を簡単にはすませる二人。しかし生徒が何故二人の存在を知っているかというと、こちらにきてからの一週間の間にネギの担当するクラスとあらかじめ少しばかり交流があったのだ。
全て学園長が仕組んだことだったが。
「え〜ていとくんの授業難しいよ〜」
「オイていとくんった奴だれだ、やめろ」
「だって垣根帝督でしょ?カッキーかていとくんで悩んだ結果ていとくんが一番だったんだよ」
「ていとくんねェ…」
「おい一方通行、てめぇもなんか言って…」
「出席番号16番、佐々木まき絵か…てめェなかなかいいセンスしてンじゃねェか 」
一方通行は止めるどころかあだ名をつけた張本人を誉める。
「てめぇ!誉めてんじゃねえよ!」
「いいじゃねェかていとくん」
「コイツ…!」
垣根の怒りのボルテージが上がっていく。
「あっくんに誉められたよ〜」
まき絵が周りの子にそんなことを言っていると『あっくん』という単語に一方通行が反応する
「オイ、あっくんってのは俺のことか?」
まき絵そうだよ〜と笑いながら答える。一方通行が長くて呼びにくいからあっくんになったとか。
「前言撤回だクソガキ」
そう言うと一方通行はまき絵の頭にチョップを加える。しかしただのチョップではない、一方通行の能力であるベクトル操作を加えたベクトルチョップである。
あだっ!と言う声が聞こえるとまき絵は机の上で気絶していた。
「次はねェぞ…」
「先生…次というか、まき絵気絶してます」
初日からこんな感じで一方通行と垣根は、2ーAの副担任として教師生活が始まろうとしていた。
ちなみに『ていとくん』と『あっくん』はクラスに広まってしまい、クラスの大半があだ名で呼ぶようになってしまった。(本人達は諦めてる)
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