とある麻帆良の超能力教師 四話
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二人して重要な事を完璧に忘れていた。
そう今日は麻帆良学園に来る少年教師、ネギ・スプリングフィールドと出会う予定だったのだ。
学園長室
学園長室では今日から教師をする少年、ネギ・スプリングフィールドが挨拶をしていた。
そこには学園長やネギ以外にも女子生徒が二人いる
一人はツインテールの気の強そうな女の子、彼女は神楽坂明日菜。
もう一人は学園長の孫でもある、京都弁を話す少女近衛木乃香である。
「学園長先生!一体どーゆーことなんですか!?」
「まあまあアスナちゃんや」
いきなり学園長に抗議をしていたのは明日菜だった。実は彼女、登校時にネギと出会いさらに突然失恋の相が出ているとまで言われたのだ。
それだけではなく、他にもネギと色々あったらしくそれらも含めて抗議しているのだらう。
「なるほど修行のために日本で学校の先生を…そりゃまた大変な課題をもろうたの〜」
「しかしまずは教育実習ということになるかのう、今日から3月までじゃ」
「ちょっと待って下さい!」
そこへまだ納得できない明日菜が抗議する。
「大体子供が先生なんておかしいじゃないですか!しかもうちの担任だなんて…」
実際10歳の少年が教師だなんて誰でもおかしいと感じるのが普通だろう。
「それとネギ君、この修行はおそらく大変じゃぞ」
「駄目だったら故郷に帰らねばならん、二度とチャンスはないがその覚悟はあるのじゃな?」
「は、はい、やります!やらせて下さい!」
ネギは力強く答える。その眼は決して10歳とは思えないものだ。
「いい返事じゃ、それではネギ君のサポートをする教員を紹介しよう」
学園長がそう言うと扉が開き二人の少年が現れる。
「話が長ぇんだよ、もっと簡単にはまとめやがれ」
「こいつが子供先生かァ?」
ネギと明日菜達は唖然としていた。扉から現れたのは以下にも教師とは思えない人達だからだ。教師というよりはチンピラだろう。
「そこの金髪の彼は垣根先生、白髪の彼は一方通行先生じゃ。分からないことがあったら彼等に聞くといい」
「よろしくな」
「まァよろしく頼むわァ」
「は…はい…」
ネギは呆然としたまま答えた。いまだ状況が把握出来ていないのだ。
………
「あの…お二人は若そうですけど歳はいくつなんですか?」
教室に移動中、ネギは垣根と一方通行を見て質問する。
「俺は17歳」
「17歳だァ」
17歳という言葉を聞きネギは驚く。自分が10歳で教師をするのだから人のことは言えないが、そ
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