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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第8話 虎に挑戦数秒前ですよ?
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り―――鬼化している?いや、まさか」
「ジン。一人で納得してないで説明してくれないか?」
「ニャア、ニャアー(なんじゃこりゃー)」
修也に説明を求められるジン
その時、三毛猫が気に縛られ悲鳴を上げる
「三毛猫!」
「春日部!そこをどけ!」
三毛猫を助けようと耀が近づくが修也に止められる
「はあああ!」
修也は耀の前に飛び出し、木を召喚した剣で切る
「にゃ、にゃー(助かったわー、ありがとな)」
「なに、友達を助けるのは当たり前だろ」
「ジン君。ここにギアスロールが貼ってあるわよ」
飛鳥がギアスロールを見つけジンを呼ぶ
一同は門柱に張られた羊皮紙に記されている今回のゲームの内容を読む。
ギフトゲーム名:ハンティング
・プレイヤー一覧 久遠 飛鳥
春日部 耀
源 修也
ジン =ラッセル
・クリア条件 ホストの本拠内に潜むガルド=ガスパーの討伐。
・クリア方法 ホスト側が指定した特定の武具でのみ討伐可能。指定武具以外は“契約”によって ガルド=ガスパーを傷つける事は不可能。
・敗北条件 降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
・指定武具 ゲームテリトリーにて配置。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、ノーネームはギフトゲームに参加します。
フォレス・ガロ 印
「ガルドの身をクリア条件に……指定武具で打倒!?」
「こ、これはまずいです!」
ジンと黒ウサギが悲鳴のような声を上げる。
それを理解していない修也が黒ウサギに問う。
「何かまずいのか?」
「このルールが問題なんです。指定武具でしか討伐できない以上、傷つけることも出来ない事になります……!」
「へえ、ってことはお嬢様方のギフトも修也の召喚で出した剣も、ガルドには通じないってことか。ルールもその場で決めときゃ良かったな、おちび様」
十六夜の言葉にうつむくジン
「指定武具ってことは何らかの形で指定されている。と言う事でいいのかしら」
「yes、その通りです」
「だったら大丈夫だな、あの外道野郎にとってはちょうどいいハンデだ」
修也はそう言って門の前へと歩く
「ええ、コレくらいでちょうど良いわ」
飛鳥も修也に続いて門の前に歩く
「でっでも」
「大丈夫。私もがんばる」
耀もほかの2人と同じように門の前へと歩く
「さあ、行きましょう」
飛鳥の言葉を合図にジン、飛鳥、耀、修也の4人は門の中へと進む
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