第六話
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後方に吹き飛ばすと、空中に投げた拳銃をキャッチする。
しかしヴェントは空中で回転すると地面に着地し魔術の詠唱に入る。
「鋭き風よ・・・ウインドカッター!」
ディアは素早く風の刃をかわすと先ほどまで目の前の場所に居たヴェントがいなくなっていたので、ヴェントを探す。
「だから遅いっていってるだろ、速さで俺は誰にも負けたことが無いんだよ」
ヴェントはいつの間にかディアの後ろに回り込んでおり、ディアの腹を殴るとそのまま連撃を繰り出す。
「三散華!連牙弾!」
ディアはそのまま吹き飛ばされると、ヴェントが追い打ちをかけるため空中に高く跳躍すると、そのままディアに向かって急降下する。
「飛天翔駆!!」
「うぐぁぁあ!!!」
ヴェントはディアから離れると、ディアを見ながら言う
「これでわかったろ、お前じゃ俺を倒せねえ、諦め「まだだ!」・・・っ」
息を切らしながら、立ち上がるディアを見たヴェントは舌打ちをすると、急に赤い闘気がヴェントの回りを囲むと叫ぶ。
「何なんだよ!お前は!!あいつみたいに諦めないのが、一番気にくわないんだよ!・・・このレディアント・ドライブで完全に叩きのめす!」
レディアント・ドライブを発動させたヴェントを前にディアは怯まず、双剣で攻撃をする。
「瞬刃剣!」
「ふん、おらぁ!」
「ごふぅ!!」
ヴェントは今までとは桁違いに強くディアの腹を殴ると、ディアの頭を掴み木に向かって投げ飛ばす。
ディアは空中では身動きがとれず背中を強打すると、ヴェントは魔術の詠唱を始める。
「サイクロン!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
魔術の詠唱を始めたと思ったら無詠唱で放った上級魔術をディアはかわすこともできず、吹き飛ばされる。
「ウインドカッター!!ウインドエッジ!!!」
「ぐぅぅぅ!!」
「ディア!ディア!!」
あまりにも圧倒的力の差でディアはヴェントの攻撃を喰らっていると、ついに体に力が入らなくなりそれにあわせるかのようにヴェントのレディアント・ドライブも消える。
「終わりだ・・・」
(もう駄目だ・・・・力・・・が入ら・ない)
ディアは動けずこのまま気絶しそうになるとカノンノがディアに向かって叫ぶ。
「ディア!諦めないで!皆で一緒に特訓したのを思い出して!」
カノンノの叫びでディアの体に再び力が宿り、エミルとルカ、イリアそしてカノンノとの特訓が脳裏に浮かばれると、再び立ち上がりヴェントは驚きながらディアを見た。
「そ・・そうだ・ここで負けたら・・・皆の思いが無駄になっちゃう・・・そんなの・・・そんなの駄目だぁぁ!!」
ディアの体に青色の闘気が現れると、ディアは自分の力が何倍になも膨れ上がるのを感じた。
「
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