キョウスケの受難
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の機体が何かしたようです…………ハガネに着艦するとの事なので、念のため、外で部隊を展開してください』
「了解した。移動するぞ」
『少尉、何事なんですか…………?』
「わからんが、降下作戦は終了した。別の敵かもしれん」
俺達が外へと出ると、そこには見たこともない機体が存在していた。
「なんだアレは…………」
『変な感じがアレからするわねん』
「エクセレンもか…………俺もだ」
『こっちはなんともありませんが…………』
俺とエクセレン以外はなんとも無いようだ。俺とエクセレンのみで関連するのは例のシャトル事故だけなのだが…………アレが何か関わっているのか?
『どうやら、一機がハガネに行くみたいねん』
ツノ付きがハガネへと入って行く。もう一機残った機体はこちらを見ている。
『ねえ、ねえ、貴方、お名前わん? 私はエクセレンっていうのよん。エクセ姉さまって呼んでね』
「おい、エクセレン…………」
『私は…………ラトゥーニ・ナンブ』
画面に映ったフリルが着いたドレスを着た可愛い部類に入るだろう女の子。
「『『『ぶっ!?』』』」
俺と同じ名字か。いや、名字だけなのだから、俺の親戚でもなんでもないな。
『なになに、キョウスケの知り合いなのん?』
「知らん」
『私も知らない。この名字はお姉ちゃんに与えられたから』
「そうか。その機体はなんだ?」
『これは真央インダーストーリーでお姉ちゃんが制作した機体。名前はラミエル。スペックは極秘事項に抵触する。調べられると殺すよう命令されている』
『怖いわねん』
そこまでの機密がラミエルには詰まっているという事か。
『全機、各所定の艦に帰還してください』
「了解した」
全員が戻る。ラミエルと呼ばれた機体はハガネへと入って行く。
レティシア
私はダイテツ・ミナセ艦長に説明している。
「では、機体に関しては一切の公開をしないというのだな」
「はい。アレは私達の隊長が持ち込んだ民間機です。本人曰く、接収とかして技術奪うなら敵になりますの。との事ですので、オススメしません。敵に技術公開とか平気でしそうな人なので」
「それは大丈夫なのか?」
「軍人としては大丈夫でしょう。それに彼女の目的はほとんど遂げられていますし、むしろ知り合いを守る為に軍に入っているだけですので」
「我々が何かしない限りは安全か。今は異星人やDCと戦ってくれるならそれでいいか。それで、補給部隊はいつとどく?」
「もう間もなくかと。積荷がマオ・インダストリーで開発された最新のパーソナルトルーパーですので、取りに向かった方がよろしいかと」
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