キョウスケの受難
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る」
時速3000kmの速度での行動は流石にキツイ。ラプラスの未来予測とグラビティフィールドによる重力変化を起こし、速さと衝撃を緩和していないと不可能に思える。そして、私達は見誤った。ラミエルの速度を。
コロニー統合軍・旗艦マハト
降下作戦開始時刻。
「ヒリュウ改とハガネ、レンジ7に侵入…………っ!? 馬鹿な、ありえんっ!!」
「どうした?」
マイヤー・V・ブランシュタインが慌てたオペレーターに声をかける。
「ちっ、地球側にパーソナルトルーパーの反応は2機有りますっ!!」
「馬鹿な、レーダー班は何をしていたっ!!」
「突然現れたとしか言えませんっ!!」
「識別は!?」
「現在照会中…………映像出します!!」
出された映像には、今、鳥から変形して人型になった機体と黒いツノ付きが写っていた。
「マオ・インダストーリーのロゴが確認できます」
「敵か」
「未確認機より通信です」
「開け」
そして、画面に映し出されたのは長い金色の髪の毛に真紅の瞳を持つ少女。
『こちら、地球連邦宇宙軍コルムナ所属スターズ隊のレティシア・ドライグ少尉だ。我々は今から一度砲撃を行い、降伏勧告を出す』
「なんだと!? たった二機が舐めやがって…………」
「ふむ」
「前方のパーソナルトルーパー2機より三つの高エネルギー反応っ!! 来ますっ!!」
黒い2つの巨大な奔流が旗艦の横を通り過ぎた。それは遥か遠くまで届いて行く。
『返答を聞こうか』
「今の攻撃…………推定エネルギー量、ハガネのトロニウムバスターキャノンとほぼ同じですっ!!」
「なんだと…………」
『こちらは先程の物を9発連射出来る。大人しく投稿し、対エアロゲイター戦の戦力となるならばよし、ならぬのならばここで死んでもらう事になる』
「よかろう。ただし、全てはお前達がビアン・ゾルダーク率いるDCに勝利すればだ。それでよいな?」
『問題無い。では、ハガネが何かする前に撤退してくれ。我々でハガネを止めてくる』
「了解した。全軍、撤退だ」
「よろしいのですか?」
「かまわぬ」
「了解しました。全軍、撤退っ!!」
降下作戦部隊は一切傷つく事無く、撤退した。
キョウスケ
俺達はヒリュウに乗り込み、コロニー統合軍の降下作戦を止める為、今まさにテスラドライブでブレイクフィールドを展開して進んでいる。
『こっ、コロニー統合軍が…………撤退を開始しました』
「「「なんだとっ!!」」」
機体で待機していたパイロット全員から同じ言葉が出た。
『こちらに向かって来ている地球連邦宇宙軍
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