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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第三十一話    『グレアムとの出会い』
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何が起きたのかを見せてくれた。
そして私は非常に驚いた。

「せ、セイバー!?」
「やっぱり顔見知りだったか」
「え、ええ…。それよりアンリミテッド・エアとかユニゾンデバイスとか魔力変換資質【風王】って…なに?」
「それは今調査中だ。もう少ししたらエイミィから報告が来る頃だろう。それよりどうして今まで君はベルカ式が使える事を隠していたんだ?」
「ベルカ式…? あ、もしかしてあの三角の魔法陣の事?」
「そうだ。あれを扱えるものは希少なんだぞ? しかも調べた所、シホのものは古代ベルカ式らしい…。魔力変換資質【風王】もレアスキル判定が出たぐらいだからな」
「…もしかして、それって発見されている例が私だけって奴?」
「その通りだ。異世界から来たという諸々の事情も含めてもう君は注目の的といっても過言じゃないくらいだ」
「あちゃぁ…また厄介なことに」
「まぁ、諦めることだな。こればかりは僕達だけじゃカバーしきれないからな。っと、話が脱線していたな…。
それで以前にも見せた回復力も含めてセイバーという人物は何者で君に何をしたんだ?」
「え、っと…」

私は視線をつい泳がせてしまう。
その中で唯一事情を知っているフィアに目をやったけど《ゴメンナサイ、お姉様。私じゃ抑えるのは無理です…》という思念通話が聞こえてきた。
それでもう諦めもついた。

「…はぁ。それじゃまだ私の事は全部話せないけど、セイバーと私の関係は話すわ」
「シホちゃんの全部はまだダメなの…?」
「話しても別に大丈夫だとは思うけど、クロノ達には悪いと思うけど私はまだ管理局を完全に信用している訳でもないの。
だから全部話すならそれ相応の時と場所で話すわ。だからフィアも私がいいというまで他言無用よ」

ギンッ!

「うっ!?」

その瞬間、全員の目線がフィアを貫いたのを幻視した。しかもやたらに痛そうだ。
だけどすぐに落ち着きを取り戻したようで、

「…そうか。まぁ君の世界の考えだと組織というのは恐怖の対象だからな。だからここでの話は艦長達だけでなんとか広がらないように尽力してみるよ」
「ありがと。それじゃ私とセイバーの関係だけど端的にいうと元マスターと元従者の関係ね」
「マスターに従者…?」
「ええ。そしてセイバーの真名は映像で見た限り皆聞いたと思うけど“アルトリア・ペンドラゴン”。彼の有名なアーサー王よ」
「「「「「……………は?」」」」」

瞬間、フィアを除いたなのは、フェイト、ユーノ、アルフ、クロノの時は停止する。
私は即座にフィアに耳を塞ぐように促がし、私も耳栓を投影して塞ぐ。
さらに部屋を防音結界で完璧に外に響かないように塞ぐ。
そして時は動き出す。途端、大声が部屋中に響き、防音結界のおかげで行き場をなくした音は部屋を盛大に
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