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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第二十六話 死者の晩餐
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rheeren )
その一撃で燃やしつくせ (Dem Pfade vor des Donnerschlags; )
そは誰も知らず  届かぬ  至高の創造 (Da keiner dich ergruenden mag, Und alle deinen hohen Werke )
我が渇望こそが原初の荘厳 (Sind herrlich wie am ersten Tag. )
創造 (Briah―― )
美麗刹那・序曲 (Eine Faust ouvert?re )」

「かれその神避りたまひし伊耶那美は (Die dahingeschiedene Izanami wurde auf dem Berg Hiba )
出雲の国と伯伎の国 その堺なる比婆の山に葬めまつりき (an der Grenze zu den L?ndern Izumo und Hahaki zu Grabe getragen. )
ここに伊耶那岐 (Bei dieser Begebenheit zog Izanagi sein Schwert, )
御佩せる十拳剣を抜きて (das er mit sich f?hrte und die L?nge von zehn nebeneinander gelegten )
その子迦具土の頚を斬りたまひき (F?usten besa?, und enthauptete ihr Kind, Kagutsuchi.)
創造 (Briah――― )
爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之 (Man sollte nach den Gesetzen der Gotter leben.)」

だからこそ創造を行える者は初手でそれを曝け出し、出来ない者も全力の一刀を放つことを求める。だからこそ、ここで今宵の一戦目が始まるはずであり、そしてそれは誰も、敵であるアルフレートすら疑っていなかったはずだった。

始まる激闘。その戦いの先手を打ったのは当然、この場において最速である俺自身。その一撃を難なく反らして見せたのはアルフレート。そして、これから後ろに控えていた二人の分体が迫り来るはずで、それをこちらの思惑通りに司狼と櫻井が押さえ込む、筈だったのだ。

「えッ――――?」

「あ……ガハッ……カリ、グラ……」

それが如何してこうなっている。蓮の頭には疑問しか浮かばない。今、目の前で起きている事実を理解することが出来ずにいた。何故……何故目の前の刃と影をぶつけ合っているアルフレートの腹から剣が(・・・・・)貫かれている(・・・・・・)!?

「終わりだ、アルフレート。長かった……今この時こそアンタを殺し、俺が確固たる個として降り立つための唯一にして絶好の機会だった」

「イヤァッ―――!?アルフレート!どうして!
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