第五十六話 終局
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は閣下」
部下達は一斉に立ち上がって彼に対して敬礼した。そうしてだった。
「さようなら」
「これで」
「うむ」
美知島も返礼した。そうしてであった。
部下達が部屋を後にするとだ。部屋の中から銃声が聞こえた。それで終わりであった。
そしてこのことがレオンに伝えられるとだ。彼はさらに窮地に陥っていた。
「くっ、私はだ」
「詳しいことはです」
「後でじっくりと御聞きします」
腹心達も全員捕らえられている。そのうえで兵士達に銃を向けられている。そうして告げられるのだった。
これでレオン達は終わった。するとだ。
「こちらフロンティア」
「宜しいでしょうか」
「うむ」
ギャラクシーの大統領が彼等の言葉に応える。
「何だろうか」
「これより我が軍はです」
「ロンド=ベル及びギャラクシーの軍と合流させて頂きます」
「宜しいでしょうか」
「よし、それではだ」
大統領は彼等の言葉を受けた。そうしてであった。
「これから共に戦おう」
「はい、それでは」
「今より」
こうしてであった。彼等の問題は終わった。そして。
オズマは三人とクランのところに来てだ。声をかけた。
「スカル1より各機に!」
「は、はい!」
「それじゃあ」
「俺達の敵はバジュラではない!」
まずはこう彼等に言うのだった。
「それを言っておく」
「えっ、バジュラじゃない!?」
「まさか」
それに驚いたのはアルトとルカだった。
「そんなことは」
「有り得ません」
「いや、そうだ」
だがまだ言うオズマだった。
「すぐに話す。まずはだ」
「まずは」
「一体」
「あの戦いだ」
見ればだ。フロンティアにいるオニクスの周りにだ。無数の無人機が展開していた。フロンティアの予備のバルキリーやモビルスーツ達だ。
「ええと、数は?」
「千か」
「何だ、少ないわね」
ロンド=ベルの面々はその無人機の軍を見てそれぞれ言う。
「それ位なら一気に」
「バジュラの攻撃はあしらって」
「それであのオニクスをだよな」
「そうね」
皆こう話してだった。
そのうえでだ。慎吾と神名に対して言う。
「いいな」
「あの二人をね」
「絶対に助け出せよ」
「何があってもね」
「はい、わかりました」
「それなら」
慎吾と神名も頷いてだ。そのうえでオニクスに向かう。
そうしてオニクスはだ。スサノオを待っていた。
「来たね」
「ええ」
真名は真人の言葉に頷いた。
「今からはじまるわ」
「僕達の戦いがね」
「いや、待て」
「もういいのよ」
しかしだ。その二人にフロンティアの司令部から通信が入った。
「君達の戦いは終わったんだ」
「もうフロンティアを守らなくていいから」
「早くそこから
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