第五十四話 ギャラクシーへ
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第五十四話 ギャラクシーへ
フロンティアから離れたロンド=ベルはだ。今はあてもない旅をしていた。
「フロンティアから離れて三日かあ」
「早いね」
「そうだよな、あんなことがあっても時間は経つ」
「そうだよな、本当に」
「何かこれって」
「しかも」
ここで言ったのはラウルである。
「俺達一応三連太陽に向かってるよな」
「ええ、そうよ」
フィオナが双子の兄の問いに答える。
「そうしてるわよ」
「何かまだ実感が沸かねえな」
ラウルは双子の妹の言葉にこんなことを言った。
「ちょっとな」
「そうね。何かまだ遥か先みたいよね」
「実際距離はどうなんだ?」
ラウルはその距離について尋ねた。
「あとどれだけあるんだ?」
「まだまだあるわよ」
答えたのはミナキである。
「残念だけれど」
「ああ、やっぱりね」
「距離は随分とあるってのはわかってたけれど」
「それでもやっぱり」
「かなりの距離かあ」
「成程ね」
皆その言葉に頷く。
「じゃあ当分航海は続くか」
「何時バジュラとかプロトデビルンが来るかわからないけれど」
「宇宙怪獣とかな」
「覚悟はしておくか」
それはだというのである。
「それで何か見えました?」
「敵、いました?」
「何か」
「結構凄いの発見したぞ」
ここでマサキが出て来て言ってきた。
「移民団だ」
「移民っていったらマクロスの?」
「その船団?」
「それがか」
「ああ、それだ」
まさにそれだという。
「それに出会えたぜ」
「それまでが大変だったニャ」
「全くだニャ」
「全くマサキは」
「いつもいつも」
「何だってんだよ」
マサキは己のファミリア達に返した。
「今回は方向間違えなかったぞ」
「それはヒイロがいたからニャ」
「そのお陰だニャ」
こう言うクロとシロだった。
「何度間違えそうになったか」
「もう呆れたニャ」
「何にもならなかったらいいだろうが」
無理矢理そういうことにする彼だった。
「そうだろ?それはよ」
「ああ、わかったニャ」
「もうそれでいいニャ」
匙を投げた感じの二匹だった。
「まあとにかくだニャ」
「その船団ニャが」
二匹は皆に話をはじめた。
「何でもギャラクシーというニャ」
「かなり大きいニャぞ」
「えっ、ギャラクシー!?」
「それって」
皆その名前を聞いてだ。すぐに声をあげた。
「あれだよな。シェリルのいた」
「ああ、あそこだよ」
「消息不明になったって聞いたけれど」
「大丈夫だ。生命反応は多い」
ヒイロが出て来て話す。
「それはだ」
「全滅はしていないんだ」
「じゃあ安心?」
「それじゃあ」
「だが」
こ
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