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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第五十三話 ノーザン=クロス
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「私はロンド=ベルに残るわ」
「そのうえで戦います」
 そしてだった。残っている面々も全て立ち上がった。当然慎悟と真名もだ。
「僕も」
「私も。ただ」
「ただ?」
「神名に会ってきます」
 そうするというのである。
「それであの娘と真人も」
「二人共なのね」
「何とか説得してみます」
 こう言うのである。
「二人共」
「大丈夫なのね」 
 華都美はその真名を見て問い返した。
「二人は」
「できるかどうかわかりませんけれどそれでも」
「わかったわ。それじゃあね」
「いいんですね、それで」
「ええ、貴女が望むようにしなさい」
 穏やかな笑みと共の言葉だった。
「そしてね」
「はい、二人を何としても」
 こうしてであった。真名は二人の説得に向かった。慎悟と卯兎美も同行している。
「真名さん、それじゃあ」
「今から御二人のところにですね」
「ええ、今からよ」
 行くというのである。
「行くわ。場所はね」
「そういえば二人のいる場所は」
「フロンティアの地下深くでしたね」
 慎悟達は言った。
「一体そこでどうしているのか」
「一切わかっていませんよね」
「ランカさんはブレラさんと何処かに行ってしまったけれど」
 このことも話される。
「けれど。それでも二人はまだ残っているから」
「そうですよね。それとオニクスは」
「まだ残っています」
「そして二人も」
 オニクスのパイロット、今から彼等が向かうその相手だ。
「いるわ。だからね」
「じゃあ今から行きましょう」
「二人を説得してそうして」
 こうしてであった。彼等はそのフロンティアの奥深くまで来た。そこはだ。
 完全に機械の部屋だった。床も壁も何もかもがだ。三人はそのさらに奥に入る。そうするとそこにその二人がいたのであった。
「姉さんね」
「ええ、神名」
 真名は彼女に対してすぐに言った。
「私がここに来た理由だけれど」
「何なの?」
「今すぐここを出ましょう」
 こう妹を見て言う。
「そしてロンド=ベルに行きましょう」
「ロンド=ベルに」
「今度大統領となるレオン=三島は貴方達を利用しようとしているのよ」
 真人を見ての言葉であった。
「ただそれだけなの。だから」
「それでここを出てなのね」
「ええ、私達と一緒に」
「その為に来ました」
 慎悟も言う。
「ですからここは」
「いいえ」
 しかしであった。真名は感情が見られない言葉で話してきた。
「私はここから出ない」
「えっ、出ない」
「どうしてですか!?」
「私はオニクスに乗ってそれで戦う」
「それが僕達の使命だから」
 真人も言ってきた。
「だからここに残る」
「フロンティアに」
「だから貴方達は利用されようとしてい
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