第五十三話 ノーザン=クロス
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みせた。
「ですからここは」
「三人で」
「有り難う」
その言葉を受けてだ。真名はつい顔を綻ばさせた。
そのうえで三人で戦おうとする。しかしであった。
ここで助っ人が来た。それは。
「三人共、こっちだ!」
「こっちに来い!」
一矢と京四郎である。その二人だった。
「何か嫌な予感がして来たが」
「ドンピシャだったな」
「一矢さん、京四郎さん」
「来てくれたんですか」
「ああ、早くこっちに来い」
「皆もいるぞ」
「は、はい!」
「わかりました!」
三人は二人の助けを受けて何をか囲みを突破した。そしてその時グレイスも。
隠れている場所を完全に武装した兵士達に取り囲まれた。そのうえで指揮官である将校に対してこう告げられたのであった。
「大統領閣下よりの伝言です」
「何かしら」
「銀河の支配者は一人で充分とのことです」
こう告げるのであった。
「そういうことです」
「同感ね」
グレイスはその言葉に微笑んでみせた。そうしてであった。
レオンは演説をしていた。ボビーがそれをマクロスクウォーターの艦橋のモニターから見てだ。そのうえで苦笑いを浮かべて言うのであった。
「いやーーーんな空気ね」
「そうですね」
「何か」
ミーナとラムも言う。
「真相がわかると」
「何だか」
「全くだな。さて」
ここでジェフリーが問う。口にはパイプがある。
「どれだけ来た」
「ほぼ全員です」
モニカが彼の問いに答える。
「スカル小隊の三人と。クラン中尉はおられませんが」
「そうか、わかった」
「それでは艦長」
「全員乗ったな」
「今慎悟君達がグランガランに乗り込みました」
ミサトが報告してきた。
「これで全員です」
「わかった。それではだ」
「出航ですね」
「シティも一緒だ。まあ元に戻ったな」
こうも話すジェフリーだった。
「そう考えると楽だな」
「そういえばそうよね」
ボビーもここで笑って話した。
「フロンティアから離れてね」
「諸君、いいか」
ジェフリーはその全員に告げた。
「我々はこれから海賊になる。行くぞ野郎共!」
「おう!」
「行きましょう!」
こうしてだった。全員で出航した。
そうしてである。彼等は出航したのだった。しかしだ。
その後ろからだ。彼等が来た。
「追っ手です」
「フロンティアの軍です」
「そうか」
ジェフリーはその報告を冷静に受けていた。
「早速追ってきたか」
「そして」
さらにであった。
「二機います」
「あら、あの二人ね」
それを聞いてすぐに察したボビーだった。
「坊や達はせっかちなのね」
「艦長、どうしますか」
キャサリンがジェフリーに問うた。
「ここは」
「決まっている
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