暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第五十二話 ダイアモンド=クレバス
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「くっ、それでか」
「それでここに」
「さて、形勢逆転だな」
 また言うレオンだった。
「君達を反逆罪で告訴するとしよう」
「生憎だがな」
「甘く見ないことね!」
 ここでだ。二人は周りの兵士達をすぐに倒した。そうしてだった。
 部屋を飛び出る。それはまさに一瞬のことだった。
「し、しまった!」
「逃げられた!?」
「まさか!」
「追うのだ」
 美知島は狼狽する兵士達に冷静に告げた。
「すぐにだ」
「は、はい」
「それでは」
「そして補佐官」
「うむ」
「そろそろですな」
 こうレオンに告げる。レオンもそれに返す。
「報告が入って来る頃です」
「そうだな。それはそろそろか」
「そうかと」
「むっ」
 ここでだ。レオンの席の電話が鳴った。彼はそれに出た。
「私だ」
「補佐官、大変です」
「成功したな」
「いえ」
 しかしであった。ここでこう言われたのである。
「それが」
「まさかと思うが」
「バジュラが突如出て来ました」
「何っ!?」
 レオンの眉が動いた。
「大軍です。狙撃手はそれに襲われ」
「失敗したのか」
「殺されました」
 そうだというのである。電話の向こうの声は。
「それで。作戦自体が」
「それでバジュラはどうしている」
「今ロンド=ベルが迎撃に出ています」
 そうなっているのだという。
「ですから動きは何とか」
「そうなのか。そしてだ」
「はい」
「大統領は」
 このことも尋ねることを忘れなかった。
「大統領は何処だ」
「今避難中です」 
 電話の向こうの声はこうレオンに告げた。
「あの場所に」
「そうか」
 それを聞いて静かに頷くレオンだった。
「わかった」
「はい、それでは」
「後は私が行う」
 彼はこう相手に告げた。
「君達はすぐにバジュラにあたってくれ」
「わかりました、それでは」
「バジュラは何としても退けるのだ」
 彼もこのことは念頭に置いていた。
「わかったな」
「了解です」
 こう話してだった。すぐに電話を切る。そのうえで美知島に顔を向けるとだ。その彼の方から言ってきたのであった。
「やはりこれは」
「彼女だろうな」
「どういうつもりでしょうか、ここで動くとは」
「わからん、だがだ」
「はい。今もまた好機です」
 美知島はここでも落ち着いてレオンに告げた。
「すぐに大統領の先回りをしましょう」
「そうだな。そしてあの二人は」
「既に兵を向かわせております」
 彼もその動きは迅速だった。
「ですから」
「我々は、か」
「大統領に向かいましょう」
「よし、わかった」
 美知島の言葉に頷き。兵士達にも言う。
「それでは行くぞ」
「はっ」
「それでは」
 こうしてであっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ