暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第四十九話 ランカ=アタック
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
あった。
 そして戦いが終わってだ。オズマはキャスリンに話していた。
「効果あったな」
「ええ、そうね」
「忌々しいことだ」
 ここでふと顔を左に背けるオズマだった。
「全くな」
「やっぱりね」
「一体何を考えている」
 また言うオズマだった。
「ランカを前線に出してまでか」
「正直フロンティアも必死なのよ」
 キャスリンは今はフロンティアの側に立って述べた。
「バジュラに対してね」
「それはわかるがな」
「とにかくどうにかしないといけないからね」
 それはというのである。
「そういうことだから」
「それでか」
「それでよ。けれど私もね」
 今度は自分の意見であった。
「今回のことはね」
「賛成できないか」
「反対よ」
 もっとはっきりとした言葉だった。
「それにだけれど」
「それにか」
「ランカちゃんのマネージャーだけれど」
「あのゼントラーディの社長だったな」
「それが代わったのよ」
「何っ!?」
 今の言葉にまた声をあげたオズマだった。
「事務所が変わったのか」
「どうも。レオンが動いたらしくて」
 これまで出すのを控えていたがここで出したのである。
「それでね」
「それでか」
「それで今のマネージャーは」
 ここからもだった。オズマにとっては驚くべきことだった。
「彼女よ。グレイスさんよ」
「あのシェリル=ノームのマネージャーのか」
「どういうことなのかしらね」
 キャスリンにしてもわからないことだった。
「シェリル=ノームのマネージャーがなったのは」
「俺に聞かれてもな」
「わからないわよね」
「御前もわからないか」
「少し調べようと思ってるわ」
 そしてオズマにこう話すのだった。
「協力してもらえるかしら」
「状況によるな」
 オズマは今は即答しなかった。
「その時次第だ」
「そうなの」
「だが考えさせてもらう」
 こうも言ったのだった。
「よくな」
「そうして。できるだけね」
「わかった。それではな」
「ええ。それでだけれど」
 ここで話を変えてきたキャスリンだった。
「これから時間はあるかしら」
「飲みに行くつもりだった」
 こう答えるオズマだった。
「それがどうかしたか」
「そう。だったらね」
「ああ」
「お酒と一緒にケーキはどうかしら」
 微笑んで彼に言ってきたのだった。
「ケーキは」
「ケーキか」
「そうよ、パインケーキよ」
 くすりと笑ってもみせたのだった。
「久し振りに焼いたのよ。どうかしら」
「そうだな。それじゃあな」
「ワインだったらお酒と一緒にいけるわよね」
「ワインはいい酒だ」
 オズマは今はにこりとしていなかった。
「それなら。飲むか」
「二人分あるから」
「用意が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ