第四十九話 ランカ=アタック
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にその通りだった。
「どういうつもりだ、全く」
「今は抑えておくことだ」
そのオズマにジェフリーが告げた。
「それしかない」
「くっ・・・・・・」
ジェフリーもこれ以上言えなかった。そうしてだった。
バジュラとの戦闘に入る。クランが部下達に告げた。
「ネネ、ララミア!」
「はい!」
「わかっています、中尉!」
「守るだけだ!」
こう部下達に話すのだった。
「いいな、今はだ」
「はい、ランカ=リーが出て来るまで」
「それまでは」
「そうだ、守るのだ」
また話す彼女だった。
「わかったな」
「バジュラの軍は凄い数ですけれど」
「守るんですね、今は」
「そうすれば勝てる」
「この戦いは」
「だといいのだがな」
今一つ確信を持てないクランだった。
「バジュラにな」
「そうだよな」
クランにヘンリーも応えてきた。
「歌の効果は否定しないがな」
「ランカ=リー。いいのか」
クランもまたランカについて考えた。
「それで」
「来ました!」
「バジュラ、正面からです!」
ネネとララミアが言ってきた。
「では守りましょう」
「今は」
「うむ、守るぞ!」
こう話してだった。ロンド=ベルは今は守るのだった。
そのまま守って一時間程経った。そこでだった。
「行くぞ」
「うん」
ランカはブレラの席の後部座席にいた。護衛はオニクスである。
「それじゃあ」
「護衛は任せて下さい」
「僕達に」
神名と真人がランカに言ってきた。
「バジュラは近寄らせません」
「ですから」
「え、ええ」
二人のその言葉に頷くランカだった。
「御願いします」
「そしてだ」
今度はブレラも話してきた。
「俺がいる」
「ブレラさんが」
「そうだ、守る」
彼にしては珍しく感情の入った言葉だった。
「だからだ。安心しろ」
わかりました。それじゃあ」
こう話してだった。彼等はそのままバジュラの大軍に向かう。そうしてだった。
そのバジュラの大軍に対してだ。歌ったのだった。
「!?」
「まさか本当に」
「ああ、これは」
「バジュラの動きが止まった!」
皆その光景を見た。
ランカの姿はホノグラフィーで巨大になって戦場にも出ていた。浮かんでいた。
「まさか効いている」
「本当に」
「間違いない!」
そしてだ。ここでジェフリーが命じた。
「全軍攻撃だ!」
「了解!」
「今ですね!」
「この機に一気にバジュラ達を倒す!」
ジェフリーは言い切った。
「わかったな、今だ!」
「よし、全軍突撃!」
「勝つぞ!」
「バジュラにも!」
こうしてだった。勝敗は一気に決した。ロンド=ベルはバジュラの大軍を一気に粉砕した。全てはランカの歌の効果で
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